仕事ができない部下は見切りをつけるべき?将来性ある社員との違いを見極めよう!

会社の問題解決

管理職クラスになると職場で働く人材が、どれくらい働けるのか、将来性はあるのか、魅力的な人間性を持っているかなど総合的に判断して見切りをつけていかなければなりません。

仕事が出来ないからと簡単にクビを切っていては、企業としてもアナタ個人としての資質も疑われてしまうことでしょう。

かと言って、仕事の出来ない社員をいつまでもダラダラ働かせていれば会社の利益が伸び悩むどころか、今までテキパキと働いていた社員のレベルも下がっしまうリスクが伴います。

今回の記事では見切りをつけるべき基準や、見切りをつけるメリット・デメリットを解説しますので是非とも参考にしてみてください。

仕事ができない部下の見切りをつける基準

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新入社員にワクワクしていたが、自分の元にやってきた人材は仕事ができない部下だった。

一生懸命に指導したり、自ら率先して手本を見せたりしたが全く成長しない。

このように普通の人なら当たり前に仕事ができる時期なのに、何かしら問題を抱えている社員は見切りをつけるべきか迷ってしまうもの。

「仕事が出来ない」との理由だけで見切ってしまうのは、隠れたポテンシャルの持ち主をも見切ってしまう危険性があります。

そうならないためにも参考となる基準を下記にまとめたので目を通してみてください。

□仕事ができない部下の見切りをつける基準

  • 何を言っても変わらない人間性
  • やる気が感じられない日々の行動
  • 自分自身に対する負担の大きさ

何を言っても変わらない人間性

仕事を教える上で様々なアドバイスをしたり、改善すべき点を教えてあげると思いますが、部下が何を言っても変わらない。もしくは変わろうとしない場合は見切りをつけて問題ないでしょう。

挨拶はしましょうと言っても、全く挨拶をしない。

メモをとりましょうと言っても、メモを取らない。

何事も感謝しようと言っても、態度が生意気。

このように誰かが好意で言ってくれていることを真摯に受け止めず「はいはい」と聞いてるような部下は、成長も見込めませんし周囲にも悪影響を及ぼします。

このような人材は早急に見切りをつけて問題ないでしょう。

やる気が感じられない日々の行動

本人に仕事が出来ていないとの自覚もなく、毎日ダラダラと働いているような部下は見切りをつけて問題ありません。

いつも眠たそうな顔をしている。

注意しても横柄な態度でしか反応できない。

日々の行動や性格が治らないようであれば、今後仕事が出来るようになっても会社にとってリスクある存在としかならないでしょう。

言い方は悪くなりますが「仕事を舐めている」「社会人を舐めている」と感じる振る舞いをしているなら、見切りをつけてあげた方が本人の為にもなります。

自分自身に対する負担の大きさ

仕事の出来ない部下を管理するのは自分自身の負担が大きくなるリスクがあります。

新人の頃や、研修期間であれば誰しも教えてもらわなければ仕事が出来るようにならないので問題ありせんが、一定期間を超えてからも全く成長しない場合は見切りが必要になるでしょう。

仕事が出来ない部下を置いておくことは、「仕事を教える」「仕事のミスをカバーする」このような業務がアナタの負担となって返ってくることを意味します。

負担が気にならないようであれば、部下を見切らずそのまま面倒を見てあげてもいいでしょう。

仕事ができない部下を見切るメリット

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仕事ができない部下に見切りをつけるのは非常にツラいことですが、見切りをつける側にも、見切られた部下にもメリットはあるもの。

メリットを理解していれば、ポジティブな気持ちで見切りをつけてあげれることでしょう。

□仕事ができない部下を見切るメリット

  • 負担が減りストレスが低減される
  • より優秀な社員が見つかる可能性
  • 見切られた部下も前に進める

負担が減りストレスが軽減される

部下のミスの責任を取ったり、こなせていなかった仕事を手伝っていたのなら見切りを付けることで負担が軽減する可能性があります。

ミスが多すぎたのが問題であれば、見切りをつけて大丈夫でしょうが仕事のスピードを重視しているなら、新しく入ってくる部下が優秀でなければ今の社員に見切りをつける意味がありません。

新しく部下が入社しても、また仕事を0から教える必要がありますので理解した上で判断を下すようにしましょう。

より優秀な社員が見つかる可能性

見切りをつけるか悩むほどの部下なのであれば、新しい人材を探すことで優秀とは言わずとも、ある程度は仕事をこなしてくれる社員が見つかる可能性の方が高いです。

前項でも記載したように、新しい社員にはまた仕事を教える手間があるため最初の負担は増えますが長期的な目線で見ると大きなメリットになるでしょう。

新しく入社した部下が優秀なら、それはそれで万々歳です。

見切られた部下も前に進める

部下を見切ることは部下にとってもメリットがあります。

向き不向きは分かりませんが、万が一にでも向いてない仕事だった場合に見切りを付けてあげることで、部下は自分に向いてる仕事を探して前に進めることでしょう。

本人からしても努力をしているのに成長出来ないというのは辛いもの。部署異動や転職させることで、部下にとっても明るい未来が待っているかもしれないんですね。

仕事ができない部下を見切るデメリット

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仕事ができない部下を見切るデメリットも把握しておきましょう。

教育する努力もせずに、使えない人材だから次から次へと好き勝手に見切りをつけていてはアナタの人間性が問われてしまいます。

貴重な人材だと気づかず見切ってしまう場合もありますので慎重な判断が求められるでしょう。

□仕事ができない部下を見切るデメリット

  • 会社に残る場合は気まずくなる
  • 見切る部下を見誤ると人間性が問われる
  • 他人の人生に関与する覚悟が必要

会社に残る場合は気まずくなる

見切りをつけた部下が退職ではなく、降格や部署異動によって会社に残るのであれば互いに気まずくなるかもしれません。

正直あまり気にするところではありませんが、気の弱い方や、小さなことを気にしてしまう性格の人はデメリットになることでしょう。

あくまでもアナタ個人の意見ではなく、ビジネスなので会社の意向により部下を見切ったのだと考えるようにしてください。

見切る部下を見誤ると人間性が問われる

アナタから見て仕事が出来ないと感じていた部下でも、周りからすれば要領がよくて人柄も良い優秀な人材だと見られている場合があります。

そのような存在の部下を見切ってしまうのは非常に勿体ないですし、「なんであの子が?」「あの上司は見る目がない!」とアナタ自身の人間性が問われることにもなりかねません。

部下を見切る際は、個人の視点からだけでなく現場の声にも耳を傾けて判断するのをオススメします。

他人の人生に関与する覚悟が必要

部下に見切りをつける(退職させる場合)ということは、その人の今後の人生に大きく関与することを意味します。

仕事なので仕方ありませんが、アナタ個人が恨まれたり憎まれる可能性は大いに有り得ます。

相手の人生に大きな影響を与える覚悟をしっかりともって、見切りをつけた後の対応は行っていくように心がけましょう。

見切りをつけない方がいい部下の特徴

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仕事が出来ないと感じていても、見切りをつけない方がいい部下は存在します。

辛抱強く待てば将来的に花が開く可能性や、その部下は仕事が出来なくても周囲に良い影響を与えている存在かもしれません。

特に職場に良い影響を与えている部下を見切ることは、社員のモチベーションを大きく下げる結果に繋がりませんので慎重に判断する必要があります。

□見切りをつけない方がいい部下の特徴

  • とにかくやる気がある
  • 経験と知識が浅い
  • 職場に良い影響を与えている

とにかくやる気がある

やる気のある部下は仕事覚えが悪くても、周囲の人達に良い影響を与える存在でもあるため重宝することをオススメします。

仕事が出来なくても頑張っている姿を見るだけで応援したくなりますし、自分も負けてられないと活気ある職場のムードメーカーにもなり得ます。

また、やる気があるのなら今は仕事が出来なくても時間が経過することで自然と仕事は身につくでしょう。

経験と知識が浅い

誰しも知識と経験が浅ければ仕事は手につきません。

覚えるスピードは個人によって差がありますので、一通り仕事を教えたくらいで判断するのは早すぎます。

偉そうな態度、生意気な態度、虚言癖、だらしないなど人間性に目立つ問題点がなければ様子を伺うようにしましょう。

職場に良い影響を与えている

やる気に満ち溢れている以外にも、人とコミュニケーションを取るのが上手い、他業種の知識やスキルは豊富など、その人が現場にいるだけで周囲に良い影響を与えているのであれば見切りを付けるのは早いでしょう。

この考え方は逆もしかりで、仕事が出来る社員でも周囲に悪影響ばかり与えているスタッフなら見切りをつけた方が良い時もありますので覚えておいてください。

まとめ

仕事の出来ない部下は見切りを付けるべきか今回の記事ではまとめました。

一概に仕事が出来ないからと、それだけの理由で部下に見切りを付けるのはオススメしません。

やる気のある社員や、周囲に良い影響を与えている社員は見切りをつけてしまうことで、他の社員のモチベーションを下げる結果に繋がったり、将来性ある人材を失う可能性が多いに有り得ます。

見切りを付ける基準としては

  • 何を言っても変わらない人間性
  • やる気が感じられない日々の行動
  • 自分自身に対する負担の大きさ

これらを意識して会社に残すべきか、部署移動・降格・退職を検討するといいでしょう。

仕事が出来ないからと、簡単に部下を見切っているとアナタの人間としての資質か問われることもあります。

感情的な判断になってしまわないよう、客観的な考えのもと部下に見切りを付けていくようにしてください。

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