仕事を教えるときに絶対やってはいけないこと3つ【携帯ショップ編】

携帯販売員の全て

新人スタッフに仕事を教えるとき絶対にやってはいけない事があるのを知っていましたか?

やってはいけないことを平気で行動に移してしまう上司は多く、知らぬ間に新人スタッフの気持ちを傷つけてしまったり、モチベーションを下げてしまう事も考えられます。

アナタも新人の時に、あの時の上司は偉そうで嫌いだった・ウザかったと感じた人はいたことでしょう。

今回ご紹介する

「仕事を教えるときに絶対やってはいけないこと3つ」

を確認するこで新人スタッフに嫌な思いをさせることなく、仕事を教えれるようになりますので必ず目を通すようにしてください。

合わせて「仕事の教え方4段階」も解説しますので、どのように教えればいいのか悩んでいるなら最後まで読んで頂ければ参考になることでしょう。

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仕事を教えるときに絶対やってはいけないこと3つ

仕事を教えるときに絶対やってはいけないことを知らなければ、せっかく教えた新人スタッフが直ぐに仕事を辞めてしまったり、アナタ自身の人格が問われることにもなりかねません。

何かを教えるという立場はそれだけで、上からものを言う偉そうなポジションになりますので

自分の存在を過信することなく、相手の気持ちを考えながら教える事が重要になります。

教える立場の人間として自分が偉いと勘違いしない」「相手の気持ちを考えるこの2つは当たり前の大前提事項として意識しておいて下さい。

□仕事を教えるときに絶対やってはいけないこと3つ

  1. 新人の考えが思っている解答と違う時に否定から入る
  2. 最終的な結果が精神論となる指導方法
  3. 分からない事があれば聞いてスタイル

新人の考えが思っている解答と違う時に否定から入る

やってはいけない事なのに最もやってしまっている人が多い内容で、新人の解答が間違っていた時に否定する教え方です。

例えば

「機種変更希望のお客様が来たら何を先ずヒアリングする?」

このような質問をして

「今何の機種を使っているか聞きます。」

新人から解答が返ってきた際に

違います、何の機種に変えたいのかを先ずは聞いて」

と言う教え方。

これは何が良くないかと言うと、新人スタッフが分からないなりに考えて答えてくれた解答に対し、否定から入っていることから新人スタッフは「自分の考えは間違っていた」と勘違いすることにも繋がるかもしれません。

上記の例で否定しない教え方としては

「なるほど、ちなみになんでそう思ったの?」

「確かにその質問もいいけど、すでに欲しい機種を決めてるかもしれないから自分なら、何の機種に変えたいか質問してみるかな」

このように、なぜそう思ったのかを聞いてみたり、新人スタッフの解答に賛同した後にもっと言い回答を教えてあげるのが理想的。

否定ばかりしていると、新人は萎縮してしまい「答えたくない」「怖い」「辞めたい」と心境が変化して言ってしまう可能性が考えられます。

仕事が出来ないからと教え方の度を超えてしまうと部下がハラスメントと捉える可能性もありますので要注意でしょう。

最終的な結果が精神論となる指導方法

新人スタッフに仕事を教えたのに忘れてしまう、お客様に率先して声掛けをしてくれない、何をしていいか分からずに黙って立っている。

このような状況になった時、アナタならどのように部下へと仕事を教えますか?

「やる気がないからそうなるんだ!」

「気合いがあれば声掛けはできる!」

「分からないじゃなくて気持ちの問題でしょ?」

教える側の立場として思惑通りにいかない場合、精神論に近いセリフを無意識に言ってしまうことは珍しくありません。

1度教えた事でも人間忘れる事はありますので、前回教えた際にメモを取っていないようなら「今回はメモを取っておこう」とか「何回かしないと覚えるのは難しいから、ちゃんと覚えれるまでは今回みたいに聞いてね!」

率先的に声掛けしてくれない場合は、「声掛けするのは難しい?」と新人スタッフが何で悩んでいるのかを聞いてあげたり、「こちらから声掛けすることの重要性」をしっかり伝えましょう。

何していいか分からないと立ち尽くしている場合は、完全に教える側の落ち度です。

新人スタッフが自分で何をすればいいのか行動が出来るようになるまで、教える立場の人間が指示出しをしてあげる必要がありますので、「やる気あんの?」ではなく「〇〇をしてみよう」「□□をしてくれる?」このようにアナタが指示を出すようにしてください。

分からない事があれば聞いてスタイル

教えるのが面倒くさいと考えている人に多いのですが、基本的には何も教えず「分からなくなった時に聞いて!」と新人スタッフを放置する場合も有り得ます。

「自分もそうやって学んできたから」

「こっちの方が効率的でしょ?」

このような思考から、実際に働きながら仕事を覚えてもらおうとする訳ですが

新人スタッフからすれば「何も分からない恐怖」へのストレスを常に感じながら働くことになり、精神的な負担がとても大きくなります。

また何の知識も無いまま、このスタイルで働き始めると大きな問題が発生したり、後々取り返しのつかないクレームに繋がる可能性が非常に高くなりますので

自分の身を守るためにも、新人スタッフの身を守るためにも、絶対やってはいけない仕事の教え方になります。

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上司が知っておくべき仕事の教え方4段階

新人スタッフに仕事内容を教える場合、絶対にやってはいけないことを理解できましたら、合わせて正しい教え方4段階もチェックするようにしてください。

上司が部下に正しく仕事内容を教えることができれば、「即戦力」になる人材を増やせますし、「離職率」が下がる結果にも繋がります。

頭ごなしに仕事を教えるのではなく、正しい教え方を身につけて人材育成を行うようにしましょう。

□正しい仕事の教え方4段階

  1. 学ぶための環境作りをする
  2. 業務の内容や営業方法を教える
  3. 実際に業務に取り組んでもらう
  4. 実践してみてのフィードバックを行う

学ぶための環境作りをする

第1段階は学ぶための環境作りをすること。

最初から売り場に立たせて仕事を教えるのではなく、リラックスできる環境(カウンター裏や休憩室など)で、仕事内容を覚えようという気持ちにさせる必要があります。

いきなり売り場に立たされて、ドキドキしながら仕事内容を教えられても頭に入ってきませんし、お客様に声を掛けられるかもしれませんので集中することもままならないでしょう。

先ずは売り場に出る前に

「どんな業務を行うのか」

「携帯販売についてどれくらい理解しているのか」

「基本的な接客方法、困った時の対処法」

最低限の知識やルールを伝えて理解ができたなら、次のステップへと進みます。

業務の内容や営業方法を教える

主な業務内容を一つ一つ教えて実際にやっている所を見てもらいましょう。

理解していないようなら、どこで分からなくなったのかフィードバックを行い根気強く指導してください。

携帯販売における営業方法についても一連の流れを伝え、実際に提案シーンを見てもらうようにしましょう。

気をつけるべき注意点があれば、ハッキリと強調して伝えるようにし印象付けるようにしておく事がオススメです。

実際に業務に取り組んでもらう

仕事内容を教えたら実際に業務を行ってもらいましょう。

この際に教える立場の上司は新人スタッフの横について戸惑うシーンや、分からない事、間違っている行動などが発生したらサポートを行ってください。

スムーズに作業を出来るようになるまで、4段階目のフィードバックと実践を繰り返す事で、新人スタッフはしっかりと仕事を身につけれるようになります。

実践してみてのフィードバックを行う

業務を実践し終えたら、作業をしてみてどうだったのかフィードバックを行いましょう。

疑問点があれば答えを教えるようにし、間違っていた点があれば修正をするようにしてください。

4段階目のステップはフィードバックをするだけでなく、今後1人で同じ作業を行うにあたり、分からない事が発生したら

「分からないことは誰に質問をすべきか」

「自分で調べる方法も教えておく」

同時に上記のような対応策も指導を行い、少しづつ1人で出来るように仕向ける工程にもなります。

フィードバックを行うにあたり

「2回も同じこと言わせないでね」

「この前も同じこと言ったよね?」

威圧的なセリフは新人スタッフを萎縮させてしまいますので、気持ちは分かりますがNGだと肝に銘じておきましょう。

まとめ

今回の記事では仕事を教えるときに絶対やってはいけないことを3つ紹介しましたが、再度確認してみましょう。

  • 新人の考えが思っている解答と違う時に否定から入る
  • 最終的な結果が精神論となる指導方法
  • 分からない事があれば聞いてスタイル

教える立場の人間は、どうしても自分は偉いと思い上がってしまうことから無意識に上記のような教え方をしてしまっている可能性があります。

新人スタッフは頑張ろう!とモチベーション高く入社してきたにも関わらず、アナタの身勝手な教え方により、やる気を無くして「辞めたい」と考えてしまっても仕方がありません。

思い当たる節があるようなら「正しい仕事の教え方4段階」にしっかりと目を通して頂き、これからの指導に活かしてみてください。

アナタの携帯ショップで退職する人があまりにも多いようなら、今回解説した仕事の教え方以外にも、ノルマに対する意識共有(プレッシャー)にも問題があるかもしれまん。

スタッフに辞められるのは困ると感じているのに、退職者が多いなら合わせて目を通しておくことをオススメします。

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