自分が担当している仕事でミスが発覚した時って本当に生きた心地がしないですよね。
心から動揺してしまい、あちこちに電話をしまくって対応をしたり、場合によっては消えて無くなりたいと自分自身を責めることもあるでしょう。
先ずは大前提として「人間は必ずミスをする生き物」と認識してください。
どんなに優秀な人でもうっかりミスをしてしまいますので、ミスをしてしまった時ほど落ち着いて冷静に行動することが求められます。
誰でもミスはするものなので、アナタも問題から逃げることなく「適切な対処法」と「正しい謝罪方法」を実施して今の問題を乗り切ってみましょう!
仕事のミスで生きた心地がしない時の対処法
仕事でミスをした時は「ヤバい!」「どうしよう!」と冷静さを失ってしまうため、リカバリーしようと行った行動でまたミスの連鎖を引き起こす可能性があります。
先ずは必ず「深呼吸」をしてから、落ち着いた上で冷静な判断のもと行動をするように心掛けましょう。
落ち着いた後に優先してすべき項目を下記にまとめますので是非とも参考にしてください。
□仕事のミスで生きた心地がしない時の対処法
- 先ずは落ち着き冷静な判断が出来るようにする
- ミスの内容を分析して正しく報告する
- 関係者に誠意を持って謝罪する
- 再度冷静になり解決に向けて全力を注ぐ
先ずは落ち着き冷静な判断が出来るようにする
仕事でミスをしてしまったら早急な対応を求られますが、だからと言ってドタバタと焦りながらミスの対応をするのはNGです。
失敗してしまった時こそ必ず落ち着くようにしていただき、冷静な判断のもと行動するようにしましょう。
「生きた心地がしない!」と心拍数が上がりドキドキ落ち着かないのは分かりますが、焦りは更に大きなミスを誘発させる可能性があるため非常に危険なんです。
深呼吸をして、少しでも落ち着くことが出来たのであればそこからミスのカバーを行っていくようにしてください。
ミスの内容を分析して正しく報告する
落ち着いて冷静になれたら、どのような仕事のミスだったのか、何故そのようなミスが発生したのかを詳しく分析を行いましょう。
ミスの原因が分からない時は、ミスが発生した原因究明に全力を注ぎ早急な解決に繋がるよう意識してください。
この時に気をつけるべきことは、1人で解決しようとせずに職場の上司に報告を行い、適切な指示のもと行動することです。
上司の指示をベースにした上で、時には同僚に相談したりして自分では気づけなかった解決案を模索してみるのも一つの手段になるでしょう。
関係者に誠意を持って謝罪する
ミスの内容をしっかりと把握できたら、ミスによって迷惑を掛けてしまった関係者に謝罪を行ってください。
どのような経緯で今回のミスが発生してしまったのか、ミスによって多大な迷惑を掛けたこと、これからどのような対応をしていくのか誠意を持って謝りましょう。
今後の対応をどうしていく予定なのかまだ決まっていない時は、検討中である事をしっかりと伝え、詳細が決まり次第追って連絡するようにしてください。
再度冷静になり解決に向けて全力を注ぐ
謝罪が完了したら、精神的にツラい最大の山場は超えたことになりますので再度冷静になり解決に向けて全力を注ぐようにしてください。
迷惑を掛けた人に謝り許して貰えたとしてもアナタがミスした問題はまだ終わっていません。
しっかりとミスが解決して、その報告が完了してから全ての問題が完結したことになりますので、この点は勘違いしないようにしましょう。
仕事でミスをした時の謝罪で気をつけること
仕事でミスをした時は、周囲の関係者やお客様に迷惑を掛けてしまうことでしょう。
ミスを隠したり、バレる前に解決させようと試みる行為はもはや論外ですが、先ずは迷惑を被る人に対して誠心誠意の謝罪をすることが必須の行動になります。
謝罪するのは当たり前ですが、謝罪をする上で確認しておくべき項目や気をつけるべきポイントがありますので詳しく記載しておきます。
実際に仕事でミスをしてしまった時は参考にするといいでしょう。
□仕事でミスをした時の謝罪で気をつけること
- ミスの内容を自分自身が必ず理解しておく
- 原因の究明状況・解決案について触れる
- 言い訳をせずに誠意を持って謝罪する
ミスの内容を自分自身が必ず理解しておく
ミスの発生を謝罪する際に1番やってはいけないことが、「謝る本人が内容をまったく理解していない」という状況です。
発生の原因が分かっていなくても、今後の対応の仕方がまだ決まっていなくても、自分がどんなミスをしてしまったのかは必ず理解するようにしてください。
上司から謝ってこい!と言われても、いったい何をミスしたのか理解出来ていない状態なら謝らない方がマシですし、謝罪される側も不愉快になってしまいます。
原因の究明状況・解決案について触れる
謝罪の気持ちを誠心誠意伝えるだけで相手側が納得してくれるほど世の中は甘くありません。
ミスした事実を真摯に受け止めた上で、現在どのような対応をしているのか明確に説明し、解決するために今後はどうするのか。
上記2点を謝罪に合わせてしっかりと伝える必要があります。
ミスの発生した原因が分かっていなくても、必ず「確認中です」とお伝えしてください。また、解決案が決まっていなくても「検討中です」とお伝えしましょう。
言い訳をせずに誠意を持って謝罪する
謝罪の連絡で相手側が「大丈夫ですよ」「それは大変でしたね」このように優しい反応を示してくれる機会は珍しいでしょう。
現実的には、「どうしてくれるの?」「なんでそんなミスしてしまったの?」と問い詰められてしまう場合がほとんどです。
人間追い込まれるほど逃げ出したくなってしまいますので「でも」「だって」「〇〇さんが言ったから」と言い訳したくなってしまうもの。
言い訳した所で何の解決にもなりませんし、ミスによって困っているのはアナタではなく相手側です。
生きた心地はしないかもしれませんが、ミスした時はとにかく許してもらえるまで謝罪を続けるように心がけましょう。
仕事のミスを減らすために取るべき行動
仕事のミスを減らす為には意識的な行動を心掛けなければ改善は見込めません。
どれだけ優秀な人でもミスはしてしまうものですし、体調が悪い・緊張している・焦っているタイミングではミスする確率は大幅にアップすることでしょう。
逆に言えばミスが多い人でも、対策を意識的に講じることで大幅にミスを減らせるようになります。
仕事でミスをしたら生きた心地がしないのは誰しも同じ感情なので、少しでも確率を減らせるよう下記でまとめた内容は意識するようにしてみてください。
□仕事のミスを減らすために取るべき行動
- メモの活用や復唱やダブルチェックを欠かさない
- 報連相(ホウレンソウ)を徹底する
- 食事・睡眠など体調管理を意識する
メモの活用や復唱やダブルチェックを欠かさない
ミスの多い人は物忘れが激しかったり、確認が甘い傾向にあります。
スケジュール帳やメモを活用し、自分のやるべき業務は必ず記載するようにしましょう。
合わせていつまでに終わらせればいけないのかも明確にするようにし、優先度を付けて働くようにすればミスも減らせるようになるでしょう。
また、自分ではちゃんと確認しているつもりでも自分自身でチェックしてもミスを減らす効果には余り期待できません。
第三者にミスがないかダブルチェックをするようにしてもらったり、相手に言われたことは復唱してミスを減らせるように努めましょう。
報連相(ホウレンソウ)を徹底する
何事においても上司・同僚へと「報告」「連絡」「相談」を徹底することはミスを減らす行動として効果的です。
こまめに報告していれば間違っている状況に誰かしらがいち早く気づけますし、事前に連絡や相談をしておけば、やってはいけない行為を見ず知らずのうちにしてしまうリスクも防げるでしょう。
言い訳ではありませんが、上司からミスを擦り付けられそうになった場合にも報連相を徹底していれば、自分の責任ではないと抗議も可能なので是非とも取り入れるようにしてください。
食事・睡眠など体調管理を意識する
仕事をする上でコンディションの善し悪しはとても大切です。
睡眠不足の人は、本来発揮出来るはずのパフォーマンスから1~2割も低くなった状態で働いているとされています。
つまり睡眠時間を確保するだけでパフォーマンスを発揮できることになり、結果としてミスする確率も低くなることでしょう。
また、睡眠だけでなく食事も身体に悪いものばかり食べていると体調を壊しやすくなってしまいます。
「体調不良での出勤は欠勤よりも損失が大きい」と言われるほどリスクのある行為になりますので、健康的な生活を心掛けるのは仕事のミスを減らす為に非常に重要な考え方となります。
仕事でミスが多い人の行動と心理的特徴
残念なことに仕事でミスが多い人には決まった特徴があります。
当てはまる項目が複数あればアナタは今まで以上に気をつけて働くべきでしょう。また、仕事のミスが多いことに悩んでいた人は当てはまった項目を改善できればミスを減らせるかもしれません。
今後、仕事のミスで困りたくないなら必ず目を通しておくべき内容となりますので最後まで読むようにしてください。
□仕事でミスが多い人の行動と心理的特徴
- 分からない事があっても自己完結させる
- 思い込みが強く上司・クライアントと認識がズレる
- 楽観的で仕事の優先順位も曖昧
分からない事があっても自己完結させる
仕事で大きなミスをしてしまう人は、分からないことがあっても「大丈夫だろう」と自己判断で答えを出してしまう特徴があります。
いちいち上司に聞くのが面倒だったり、環境によっては上司が怖すぎて聞けないという事例も考えられるでしょう。
その曖昧な判断が結果として大きなミスを招き取り返しのつかない問題へと発展してしまいます。
面倒くさくても、これくらいは…と感じても、上司がどれだけ怖くても、必ず分からない事があれば確認を徹底するようにしてください。
思い込みが強く上司・クライアントと認識がズレる
自分は正しいと思い込んでる人や、固定概念が強く客観的に物事を見れない人は上司・クライアントと認識のズレが生じやすくなります。
クライアントから詳細を変更して欲しいと依頼を受けていたにも関わらず、自分の意向の方が上手くいくと勝手に判断して無視してしまったり
上司から教えてもらった方法も、自分のやり方のほうが効率が良いからと、言うことを聞かずにミスを発生させることも有り得ます。
相手の考えや感情が分からない、空気が読めないという人は気をつけるべき項目になるでしょう。
楽観的で仕事の優先順位も曖昧
適当ではなく「テキトー」に仕事をこなす人って職場にいませんか?
程よくではなく、本当にテキトーな働き方をしている人は確認が甘かったり、大丈夫じゃない問題を「大丈夫、大丈夫」と言って乗り切ろうとします。
上記の内容を見てドキッとしたのであれば、アナタも似たような気質を持っているかもしれませんので、自分自身はテキトーな人間かもしれないと先ずはしっかり自覚するようにしてください。
自覚した上で、キッチリと働く意識を持てば仕事のミスも確実に減らせるようになります。
自分は大丈夫。ちゃんとしてるから問題ない。
ではなく、思い当たる節が少しでもあるなら自覚して気持ちを引き締めて業務に取り掛かるように改善してみてください。
まとめ
仕事でミスが発覚したら誰しも生きた心地がしなくなるのは仕方がありません。
ミスをしたときは鼓動が高まり、気持ちが焦ってしまうことから普通では考えられないような行動をとってしまう可能性もありえるでしょう。
やばい。どうしよう…。
こんな気持ちのままでは、更に大きなミスへと発展しかねません。必ず深呼吸をして落ち着くようにして頂き、落ち着いた状態で次の行動を行うようにしてください。
どんな優秀な人でもミスは必ずしてしまいます。だからこそ失敗した時は嘘をついて誤魔化そうとせずに迷惑をかけた人には誠意を持って謝罪をするようにしましょう。
自分はなぜミスが多いんだろう、ミスしないためにはどうすればいいんだろう。と悩んでいるなら再度「仕事のミスを減らすための行動」と「仕事のミスが多い人の特徴」に目を通すようにしてください。以上
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