紹介予定派遣はやめたほうがいいの?メリット・デメリットを解説!

人生の悩み

紹介予定派遣は、正社員として採用される訳ではなく「正社員登用を前提」に入社できる求人となります。

正社員になるための試用期間は6ヶ月前後の企業が多く、せっかく試用期間を満了しても「絶対に正社員になれる保証は無い」というネガティブ要素が「紹介予定派遣はやめたほうがいい」と言われる所以でしょう。

今回の記事では「紹介予定派遣はやめた方がいい」といわれる理由を詳しくまとめていますが、合わせて「紹介予定派遣のメリット」も記載しました。

何事にも善し悪しはありますので、双方を理解した上で紹介予定派遣求人に応募するかどうかを判断するようにしてください。

紹介予定派遣とは

紹介予定派遣とは、派遣先の企業に正社員として雇用されることを前提に派遣される仕組みの雇用形態を指します。

紹介予定派遣として派遣されている期間は、企業と派遣社員の双方が「正社員として働いていくことに支障がないか」を判断できる猶予期間とも言えるでしょう。

派遣期間中に、想像していた働き方と相違が生じれば派遣社員は正社員になることを辞退できます。逆もしかりで、派遣社員が正社員になることを望んでいたとしても、企業側から契約期間満了後に断られる可能性も考えられます。

紹介予定派遣には、この他にも様々なメリット・デメリットがありますので詳しく内容を確認していきましょう。

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紹介予定派遣はやめたほうがいい理由

紹介予定派遣について詳しく解説しましたが、魅力的な採用制度に見える一方で「紹介予定派遣はやめたほうがいい」と声を上げる意見があるのは事実。

何故やめた方がいいと言われるのか具体的に内容をまとめましたので、募集求人に応募する前に一度目を通すようにしておきましょう。

□紹介予定派遣はやめたほうがいい理由

  • そもそも選考のハードルが高く受かりにくい
  • 最終的に不採用になるリスクがある
  • 試用期間により有給・社会保険が先延ばしに

そもそも選考のハードルが高く受かりにくい

紹介予定派遣は正社員登用を前提としていることもあり、普通の派遣として入社するよりも必然的にハードルは高くなります。

書類選考と面接がしっかり行われるケースが基本なので、事前の対策は欠かせないでしょう。

正社員として入社するための面接よりハードルは低くなる傾向にありますが、なかなか面接に受かる事が出来ず職に困ってしまう可能性も考えられます。

最終的に不採用になるリスクがある

せっかく紹介予定派遣として採用されたにも関わらず、試用期間が満了した結果、最終的に正社員になれない可能性も考えられます。

試用期間をやり遂げたものの、スキルが企業の求める水準まで達していない場合や、派遣社員の業務態度に問題がある場合は、企業側から正社員登用を断られることは有り得ます。

また、アナタ自身に問題がなくても、会社都合により予定していた業務が無くなってしまうなど何かしら企業に不都合が発生した際も断られるリスクはあるでしょう。

試用期間により有給・社会保険が先延ばしに

紹介予定派遣として派遣先に勤務することが決まっても、試用期間を満了して正社員登用されるまでは「派遣会社と契約」している状態が続きます。

派遣会社は社会保険に加入するまで試用期間を設けることが多く、入社してから何ヶ月か経過してからではないと加入出来ない事例は珍しくありません。

また、有給に関しては通常なら入社して半年後から付与されますが

派遣先の試用期間を満了して正社員として採用されると嬉しい反面、雇用が派遣会社→派遣先企業へと切り替わることになるため有給もリセットされてしまう訳です。

将来に不安を抱えながら働くことになる

紹介予定派遣はやめた方がいいと言われる最大の理由は「絶対に正社員になれる」という確約が無いこと。

試用期間が6ヶ月あるとすれば、本当に正社員なれるのかな?と将来に不安を感じながら6ヶ月間も働くことになります。

最終的に正社員登用されれば問題ありませんが、万が一にでも企業に断られてしまえば6ヶ月間という貴重な時間を無駄にしてしまうことにもなりかねません。

それなら最初から正社員採用してくれる企業を探すべきだと考える意見も多いわけですね。

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紹介予定派遣のメリット

紹介予定派遣はやめておいた方がいいと言われる理由を詳しく解説してきましたが、もちろんメリットも多い採用制度だからこそ、今もなお人気の募集求人となっています。

せっかく転職に成功して入社したにも関わらず、思っていた働き方と異なるミスマッチを防げたり、正社員となる前に実務を経験することで長期的に継続可能な仕事なのかを判断出来るようにもなります。

以下に紹介予定派遣のメリットをまとめていますので、やめておいた方がいいと言われるデメリットと比較しながら読み進めるようにしてください。

□紹介予定派遣のメリット

  • 正社員になる前に現場の実態を確認できる
  • 大手企業の正社員になれる可能性がある
  • 約6割~7割が社員になれている

正社員になる前に現場の実態を確認できる

派遣社員として派遣先に勤務をするため、正社員ではない立場から客観的に現場の実態を確認できるのは大きなメリットとなります。

イメージしていた働き方と全く違ったり、相性の悪い職場環境なら試用期間満了後に正社員登用を断れば入社しなくて済みます。

また、就業後の飲み会が多かったり接待ばかりしている職場だと正社員として入社すると断りにくい・断れない立場となってしまいますが、派遣社員はキッパリと断れる権利があります。

そのような環境を目の当たりにしても「正社員になりたい!」と考えるのなら、飲み会や接待には参加するようにした方が良いでしょう。

大手企業の正社員になれる可能性がある

大手企業の正社員として採用されるのは非常にハードルの高い行為となりますが、紹介予定派遣を入社ルートの切り口にする事で、大手の正社員になれる可能性を大幅にアップできます。

紹介予定派遣の求人は大手企業も積極的に募集を行っていますので、一般採用では応募要件さえ満たせなかった企業の求人でも、派遣会社の仲介により紹介予定派遣でなら入社できることも。

問題なく試用期間を終えれば、晴れて大手企業の正社員になれる可能性があるので夢ある働き方とも言えるでしょう。

約6割~7割が社員になれている

正社員登用が前提として入社してるだけあり、試用期間満了後は約5割近くの人達が直接雇用契約に切り替えを行っていると様々なデータで結果が出ています。

職場環境や働き方が合わずに自ら直接雇用を辞退する方もいらっしゃいますので、正社員になることを希望している派遣に限定すれば6~7割が社員になれていると考察できます。

高い確率で直接雇用に切り替えを実現できるのは大きなメリットでしょう。

気をつけたいポイントとしては、直接雇用の切り替えは必ずしも正社員という訳ではなく一先ずは「契約社員」という事例もあるようなので、面接時は必ず契約期間満了後の雇用形態を確認しておくようにしてください。

まとめ

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