優しい人だな〜って感じていた相手が、いきなり職場からいなくなってしまったり、プライベートで突然に音信不通となってしまい連絡が取れなくなって困った経験ありませんか?
優しい人は、何でも許してくれる仏様のような存在であり、何でも悩みを聞いてくれる牧師様のような存在。
だと思っているかもしれませんが、優しい人は神様でも仏様でも牧師様でもありません!
気が弱い性格だったり、我慢する能力が他の人より少し高いだけの一般人なんです。
相手の優しさに甘えて、仕事を押し付けていたり、わがままばかり言ったり、愚痴ばっかり言っていると急にアナタの目の前からいなくなってしまうかもしれません。
今回は「優しい人が黙って去る理由」と「優しい人が黙って去る前兆のサイン」について詳しくまとめましたので参考にしてください。
優しい人が黙って去る理由
優しい人が黙って去るのは珍しいことではありません。
優しい人がいるからこそ、職場の雰囲気は良くなり、アナタも楽しくストレス無く働けているのではないでしょうか。
そんな癒しの存在でもあり、頼れる存在の人が職場から突然に姿を消したらショックですよね。
そうならない為にも、そうしてしまわない為にも以下に「優しい人が黙って去る理由」をまとめたので必ず目を通すようにしてください。
□優しい人が黙って去る理由
- 引き止められると断れないから
- ストレスが我慢の限界に達した
- 周囲の悲しむ顔を見たくないから
引き止められると断れないから
優しい人は基本的に頼み事や、お願いごとをされると性格上なかなか断ることが出来ません。
この性格には本人も気づいている場合が多いため、前もって辞めたいと相談しても「辞めないで!」と引き止められてしまうことを恐れています。
その為、優しい人は誰に相談することも無く人事担当者にだけ退職の意向を伝えて突然辞めてしまったり、最悪のケースでは誰にも何も言わずいきなり音信不通になってしまう事例もあるほど。
「断れない」という性格は、優しい人にとってそれだけコンプレックスとなる悩みなのです。
ストレスが我慢の限界に達した
優しい人は、人の悪口を言ったり愚痴をこぼすことなんてほとんどありません。それどころか、人の悩みや愚痴・相談などを聞く側になっていることが多々あります。
人は不満や悩みを誰かに打ち明けてストレスを発散するため、聞く側に徹している優しい人はストレスを発散しにくいポジションを担っている訳です。
ましてや、悪く言えば「愚痴のはきだめ」とも言える状況も珍しくないので、表面上ではニコニコしながら話を聞いている人でも、内心はイライラしていたり、疲れているのに我慢して聞いてることもありえるでしょう。
周囲の悲しむ顔を見たくないから
会社を辞める時は、「辞めないで!」と引き止られるだけでなく、〇〇さんがいなくなるなんて「悲しい」「つらい」と様々な感情を職場の人にぶつけられてしまいます。
優しい人は、誰かの悲しい表情を見るだけで想像以上に心が痛んでしまうので、「傷つけたくない」「悲しませたくない」という気持ちから黙って職場を去っていくのです。
普通に考えれば、ちゃんと「辞める」と伝えて去っていった方が相手を悲しませないのでは?と感じるかもしれませんが
相手の悲しむ顔を見たくない
悲しむ顔を見れなくなってしまう
優しい人は、このような葛藤とも戦っていますので行動が矛盾してしまう訳ですね。
優しい人が黙って去る前兆のサイン
優しい人が黙って去ってしまう理由は何となくお分かり頂けたかと思いますが、どうすれば黙って去るのを未然に防げるでしょうか。
当たり前ながら、優しいからと何でも頼ってしまったり、仕事を押し付けたり、わがままばかり言ったりするのはNGです。
優しい人が黙って去ろうとする時は「前兆のサイン」が行動や態度に現れますので、このサインに気づけるようになれば、いなくなってしまう前に悩みを聞き出して未然に防げるようになるでしょう。
□優しい人が黙って去る前兆のサイン
- 態度や対応が急に冷たくなった
- コミュニケーションを避けるようになる
- 共感ではなく正論を述べるようになる
態度や対応が急に冷たくなった
今までは、何でも話したらニッコリと聞いてくれたのに、任せた仕事は快く引き受けてくれていたのに、急に対応が冷たくなった時は黙って去ろうとしているサインかもしれません。
優しいと感じていた人でも、結局は同じ人間なので「冷めた心」や「怖い恐ろしい感情」はもちろん持ち合わせています。
今の職場に尽くす必要がなくなった。
相手にどう思われてもよくなった。
辞める意思が固まったからもう関係ない。
心境に変化があるとモチベーションに大きな影響を与えるため、態度が急変してもおかしくありません。
もちろん全員に当てはまる訳ではありませんので、一部の優しい人に有り得る前兆のサインとして覚えておきましょう。
コミュニケーションを避けるようになる
黙って辞めようとしている時は、こっそり去ろうとしているのを周囲に気づかれたくありませんし、今以上に職場の人達と関係値を深める必要がなくなるので「コミュニケーション」を自然と避けるようになります。
昼休憩にランチを誘っても断るようになった。
飲み会は毎回来ていたのに来なくなった。
仕事中の世間話に入ってこなくなった。
少しづつでも、突然にでも、「何だか付き合いわるくなったな〜」もか「なんか避けられてる気がする」と感じるようになったのであれば黙って去る前兆サインなので気をつけるようにしてください。
共感ではなく正論を述べるようになる
今までは、なんでも「うん、うん、そうだよね」と悩みや話しを聞いて共感してくれていたのに、突然「ただのわがままに聞こえるけど」「もう少しがんばってみたら?」と正論を述べるようになったら要注意。
優しくする必要がなくなった。
もう今後は関わることないし適当でいいか。
このような気持ちの変化から、無意識に「共感」の意識が薄れてしまい思ったことをそのまま発言するようになることは珍しくありません。
あれ、なんか人が変わった?と直感で感じた時は前兆サインかもしれないので様子を伺うようにしておきましょう。
優しい人が黙って去らないよにする対処法
優しい人が職場から去ることは、周囲の人たちからすれば頼る相手がいなくなってしまったり、悩みを打ち明けれる相手がいなくなる結果に繋がるため、会社にとってはデメリットばかりの出来事になります。
そのような事態にならないよう具体的な「対処法」を以下にまとめました。
□優しい人が黙って去らないよにする対処法
- 優しさに甘えすぎない
- 日頃から感謝の気持ちは伝える
- 礼儀を意識して対等に接する
優しさに甘えすぎない
何を言ってもニッコリと「いいですよ」「大丈夫?」「大変だっね」「一緒に頑張ろう」と言ってくれる人が職場にいれば、神様すぎてついつい甘えてしまいますよね。
優しい人に甘えるのは構いませんが、度を越して甘えすぎるのは要注意。
話を聞いて欲しいからと毎日毎日、何時間と時間を拘束してしまったり、慰めてもらいたいが為に何回も連絡を取るなど。
過度な甘えは、優しい人に対して大きなストレスを与える要因にしかなりません。
日頃から感謝の気持ちは伝える
文句ひとつ言わずに仕事を受けてくれる。
嫌な顔することなく愚痴を聞いてくれる。
残業になっても「大丈夫ですよ」と快く働いてくれる。
自然と上記のような振る舞いができる人は、本当に優しさの塊みたいな存在で職場に欠かせません。
アナタは、このような優しい人に対して日頃から感謝をしていますか?
文句ひとつ言わないから仕事を任せるのが当たり前になっている。
どんな時でも呼べば直ぐに来るから飲み会参加が当たり前になっている。
当たり前って怖いもので、日に日に感謝の気持ちを抱かなくなってしまいます。優しい人は内心不満を感じながらも、その感情を押し殺しながら尽くしてくれています。
感謝されることもなく、良いように使われているだけだとどれだけ優しい人でもストレスは爆発してしまうことでしょう。
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