嫌なことがあった時や、孤独を感じてしまった時ってスゴく「惨めな気持ち」になってしまいますよね。
惨めな気持ちになると急にネガティブになってしまったり、何もかもやる気が無くなってしまうなど生きて行く上でメリットになることは何一つありません。
それにも関わらず私達は、なぜ惨めな気持ちになってしまうのか、そもそも惨めな気持ちって具体的にどういう状態なのか詳しく内容をまとめました。
また、何度も惨めな気持ちを味わったり、長い期間を惨めな気持ちで過ごす行為は精神的に危険です。
合わせて「惨めな気持ちを改善する方法」も記載していますので必ず最後まで読み進めるようにしてください。
惨めな気持ちとは
そもそも「惨め」とは、可哀想で見ていられない、無様で劣等感を感じている、哀れでいたたまれないなどなど、見るに堪えない時に感じる感情を表す言葉です。
ダメな自分を他人と比較してしまった時や、自分はこの世に必要とされている存在なのかと疎外感を覚えた時に「惨めだなぁ」と人は感じやすく、とても辛く悲しい気持ちになりがち。
わざわざ「自ら惨めだ」と感じる必要はないのに、それでも人はなぜ惨めだと感じてしまうのか
以下にて、惨めな気持ちになる理由を詳しくまとめました。
惨めな気持ちになる理由
人間は何の前触れもなく惨めな気持ちになることは滅多にありません。
必ず何かしらの悩みや問題に直面することで「惨めな気持ち」が心を蝕んでくると考えられます。
惨めな気持ちになる主な原因を以下にまとめているので、今まさに同じような悩み・問題に直面していないか自分自身に照らし合わせながら読み進めてください。
□惨めな気持ちになる理由
- 理想と現実に大きなギャップを感じた時
- 周囲の人と比較して劣っていると感じた時
- 信頼していた人に裏切られた時
- 頑張っているのに結果が伴わない時
- 孤独や疎外感を感じた時
理想と現実に大きなギャップを感じた時
あんな風になれたらいいのになぁ。
お金持ちだったら好きに買い物できたのに。
幸せな家庭を今頃は築いていてもおかしくなかったのにな。
人は常に頭の中で理想をイメージしながら生活を行い、場合によっては理想を追い求めながら日々を過ごしていることでしょう。
この理想が実現しそうな内容なら、実現するためにモチベーション高く生きて行けるのですが、理想と現実が掛け離れてしまうと「諦め」「絶望」「孤独」「疎外感」の感情に苛まれてしまい、突然に惨めな気持ちで一杯になってしまいます。
理想を追い求めるのは良い事ですが、あまりにも高い理想を掲げていると実現することの難しさに直面した時、精神的に大きなダメージを受ける可能性がありますので要注意。
理想は少しづつ大きくしていくように意識してみましょう。
周囲の人と比較して劣っていると感じた時
あの人は自分と同じ年齢なのに年収800万も稼いでいて、きれいな奥さんもいて可愛い子供もいるのに、それに比べて自分は独り身で年収も200万円。情けない。ツライ、悲しい。
このように周囲の人と自分自身を比較してしまうことで、今まで気づかなかった・見ないようにしていた「人生の格差」を受け入れざる得ない状況が訪れます。
昔は同じレベルで生きてきたはずの同期に大きな差をつけられていたり、職場に後から入ってきたはずの後輩に先を越されてしまう。誰かよりも劣っていると感じた時「惨めな気持ち」がアナタの心を蝕んでいきます。
周囲との比較により劣っていると感じた時は、最も惨めな気持ちになりやすいタイミングでもあります。
比較した相手を羨むのも、妬むのも自由ですが惨めな気持ちになってヘコむだけで終わってはいけません。現実を受け入れた上で「その後どうするのか」がとても重要なポイントになるでしょう。
信頼していた人に裏切られた時
信頼していた人に騙された、裏切られたと気付いたときは余りのショックから唖然としてしまったり、突然の喪失感に駆られ惨めな感情が抑えきれなくなることでしょう。
裏切られた人が悪いことなんて滅多に無いのですが、相手のことを心の底から信じていた分だけ裏切られた時の悲しみは大きなものになってしまいます。
好きな人に長期間も浮気されていた。
親友だと思っていたのにマルチ商法に勧誘するための繋がりだった。
信頼していた上司にお前は出世するための駒に過ぎないと言われた。
こんな状況に遭遇したり、セリフを吐かれたと想像するだけで
悲惨すぎて見てられませんよね。
信頼していた人からの裏切り行為は未然に防ぐのが難しい為、ご自身が被害に合った場合を想定して「惨めな気持ちを改善する方法」は知っておいた方が良いでしょう。
頑張っているのに結果が伴わない時
必死に勉強しているのに結果が出ない。
仕事をなかなか覚えきれず業績が伸びない。
目標・理想としている姿にいつまでたっても辿りつかない。普通なら結果が出ておかしくない時期なのに自分だけなぜか結果が出ていない。
このように「努力している」「頑張っている」と自覚しているにも関わらず結果が伴わない時は、「なぜ自分だけ…」とダメな自分に対して惨めな感情を抱いてしまいます。
必死になれば必死になるほど
努力すれば努力するほどに
結果が伴わなかった時の惨めな気持ちは大きくなってしまうことでしょう。
孤独や疎外感を感じた時
人は助け合いながら生きて行く生き物で、一人では本当に生きていけません。
人間関係を断ち切り完全な孤独状態になると、人は様々な身体異常・精神異常を引き起こすと研究結果で分かっているのです。
つまり、人は誰かのために尽くしたり、誰かを頼ったり、誰かに求められることで精神状態を維持しているとも考えられる訳ですね。
孤独を感じると惨めになるのは仕方ありませんし、自分は誰からも求められていないと疎外感を感じることでも惨めになってしまうのは人間なら当然の心理現象と言えるでしょう。
惨めな気持ちを改善するには
人生において、惨めな気持ちを全く感じないようにするのは不可能と言えるくらい難しい行為となります。
誰しもがふとしたタイミングで惨めになるのは仕方のない事。
大切なポイントは、いかに「惨めだと感じる頻度を減らせるか」「惨めだと感じた時に素早く気持ちを改善できるか」この2つを意識することができるのかになるでしょう。
具体的な対策を以下に記載していますので参考にしてください。
□惨めな気持ちを改善するには
- 世間の目ではなく自分の物差しを基準にする
- 本当に手に入れたいものを考える
- 惨めな気持ちになる環境から離れる
- 心身の休息に時間を費やす
世間の目ではなく自分の物差しを基準にする
惨めな気持ちになってしまう最大のキッカケは「誰かと比較してしまうこと」「世間体と比較してしまうこと」このように何かと自分を比較することにあるでしょう。
私達は、惨めな気持ちを改善する以前に先ずは「惨めな気持ちにならない方法」を知っておく必要があります。社会で生きて行く上で私たちがやりがちなことは、自分自身を基準にするのではなく世間の目を気にして世間体に物差しを置いてしまうことです。
普通なら30歳で結婚して持ち家を購入している。
40歳になったら役職に就き貯金も500万は当たり前。
これらは全て世間体に過ぎません。
人の人生は千差万別。
先ずはアナタの物差しを世間体ではなく「アナタ自身」に置き換えるように意識を変えるようにしてください。
過去のアナタから、今のアナタはどのように変化することができたのか。これからアナタはどうなって行きたいのかアナタを基準にした物差しで考えるようにしましょう。
本当に手に入れたいものを考える
同世代の仲間は一軒家を購入したり、高級車に乗っていて羨ましい。
会社で役職が与えられず、いつまで経っても平社員どまり。
惨めですよねぇ。
悲しくて、辛いですよねぇ。
でも、その羨ましい・欲しいと思っているモノって、アナタにとって本当に手に入れたいと感じているものなのでしょうか。
高級車は確かに乗れたら嬉しいですけど別に絶対手に入れたいモノと言う訳ではありませんよね。
本当に手に入れたいものをゲット出来ずに惨めな気持ちになってしまうのは仕方ありませんが、皆が持っているから、普通なら手にしているものだから、との理由でいちいち悲しんでいては毎日のように惨めな感情に見舞われてしまうことでしょう。
改めて今アナタが本当に手にしたいモノは何なのかを見つめ直すようにしていただき、それ以外のモノは人生に不要なものだと割り切るようにしてください。
惨めな気持ちになる環境から離れる
考え方をどれだけ変えてみても、モチベーションが高くなるマインドセットを導入してみても、アナタの今いる職場が「めちゃくちゃ惨めな気持ち」を味合わせてくる環境なら改善の使用がありません。
ポジティブに活動しようと決心した矢先に、職場の上司から嫌がらせのように「〇〇さんはあんなに優秀なのに、それに対してアナタは本当に何もできない無能な社員ね」と言われてしまったり、食事会に誘われたものの「あ、3万円のコースだけど大丈夫だよね?」なんて言われたら誰でもへこんでしまうのは当たり前でしょう。
周囲との比較ばかりしてくる上司がいる、明らかに生活水準が異なる、価値観が違いすぎる、職場の人達ほとんどが自分の陰口や悪口を言っている。
自ら惨めな気持ちになってしまう環境に居座る必要はありません。
心機一転、新しい職場環境で気持ちをリセットして再スタートするのも一つの手段になることでしょう。
心身の休息に時間を費やす
どんな人でも惨めな気持ちになることは必ずあります。
周囲と比べて劣っていることに惨めと感じる人がいれば、全てを得ている大富豪でも孤独や喪失感から惨めになることも。
惨めだと感じる回数や時間に差があれども、惨めな気持ちになる事があるというのは万人に共通となります。
惨めな気持ちを味合わないようにすることは不可能に近しいことであり、誰しもが惨めな感情を抱いた後はその感情を乗り越えて平常心を取り戻す訳です。
万人に共通して惨めな気持ちを脱する方法は「休息をとること」でしょう。
悲しい気持ちや、ツライ気持ちになったら睡眠をとってみる。
惨めでいたたまれない気持ちになったら、誰かに相談したり愚痴を吐いたりして気持ちをスッキリしてみる。
嫌な事や、悩み事で頭が一杯になったらパワースポットに行ったり、自然と触れ合ってみる。
休息の取り方は様々ですが、心身の休息に時間を費やすことは惨めな気持ちを脱するために非常に効果的な方法となるでしょう。
ちなみに惨めになった時は、なにもやりたくないと「無気力状態」になってしまうことも珍しくありません。無気力状態になってしまった時は休息だけでは回復できないこともあるため、エネルギーを補給するスピリチュアル的な回復法も知っておくべきです。
別記事にてまとめていますので参考にしてみてください。
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