iPadセルラーモデルを購入して後悔するのはなぜ?元携帯ショップ店員が解説

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iPadを購入したいけど「WiFiモデル」にするか「セルラーモデル」を選ぶべきかで悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

iPadを利用する9割程度は「WiFiモデル」で事足りると言われていますので、悩むことなくWiFiモデルを選べば通常なら問題ありません。

このような背景があるにも関わらず「セルラーモデル」を選んでしまい後悔している人達が後を絶たちませんので

  • セルラーモデルはなぜ後悔してしまうのか
  • なぜセルラーモデルを購入してしまうのか

元携帯ショップ店員の意見を元に記事をまとめました。

これからiPadを買おうとしている方は是非とも参考にしてください。

iPadセルラーモデル後悔するのはなぜ?

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iPadのセルラーモデルを購入して後悔する人が多いのはなぜなのか主な理由をまとめました。

□iPadセルラーモデルを購入して後悔する理由

  • そもそもWiFi環境下でしか使わない
  • セルラーモデルは本体価格が高い
  • 無駄にSIMカードの契約もしていた

そもそもWiFi環境下でしか使わない

iPadはパソコンと違い、気軽に持ち運びしやすいメリットがあります。この点に魅力を感じて購入しようと考える方は多くいらっしゃることでしょう。

持ち運びを考慮する場合セルラーモデルを購入しがちです。

しかし実際に購入してiPadを使い始めると、ほとんどWiFi環境下でしか使わない現実に気づいてしまい、「セルラーモデルじゃなくてWiFiモデルにすればよかった」と後悔することが多いようです。

また、最近では携帯会社がテザリングオプションを無料で提供していますので、WiFi環境がなくてもスマホを持っていればテザリングによって全て解決してしまう訳ですね。

セルラーモデルは本体価格が高い

セルラーモデルのiPadは、WiFiモデルよりも本体価格が2万~3万円ほど高くなる傾向にあります。

SIMカードを挿入するためのスロットを作る必要があったり、SIMカードを読み込むための基盤も必要になるため

WiFiモデルより価格が高くなるのは必然的なことでしょう。

セルラーモデルを購入後、結局WiFi環境下でしか使わなかったと後悔する意見は多数見受けられます。

無駄にSIMカードの契約もしていた

セルラーモデルのiPadは携帯会社から購入する方も多くいらっしゃいます。

携帯会社でiPadを購入する場合、通信するためのSIMカードを同時に契約するのが当たり前。

月額は1,000円ほどから契約できるので、ユーザーにとって負担が大きいという訳でもありませんが、「あれ、もしかしてWiFi環境下でしか使ってないかな?」と気づいた時に

SIMカードの契約は無駄だったと後悔する事例も珍しくありません。

最近では携帯会社で回線契約をせずに「端末だけ購入」することも可能になっていますので、購入時は本当にSIMカード契約が必要なのか判断するようにしてください。

セルラーモデルとWiFiモデルの違い

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そもそもiPadには「セルラーモデル」だけではなく「WiFiモデル」も販売されているのを知っていますか?

セルラーモデルを購入して後悔するきっかけは、WiFiモデルを買えば良かったという心境の変化によるもの。

購入前にセルラーモデルとWiFiモデルの違いを知っていれば後悔する事もありませんので詳しく解説しておきます。

□セルラーモデルとWiFiモデルの違い

  • SIMカードが挿入可能
  • 本体価格が異なる
  • GPS機能の制度が異なる

SIMカードが挿入可能

2つのモデルで最も大きな違いとなるのは「SIMカードの挿入可否」です。

セルラーモデルには、SIMカードが挿入できる「SIMスロット」が設計されており、携帯会社とSIMカードを契約すれば差し込んでWiFi環境以外でも通信が出来るようになります。

WiFiモデルは「SIMスロット」が設計されていないため、SIMカードを挿入することすら出来ません。

今はWiFi環境下でしか使わないけど、将来的にSIMカードを契約して出先で使うかもしれない、このように考えて

とりあえずという感覚でセルラーモデルを買う人は多いです。

本体価格が異なる

2つのモデルは本体価格が異なり、2万円~3万円ほどセルラーモデルの方が高くなります。

参考例として

Apple公式サイトのiPad無印モデル(10世代)64GBを比較すると

WiFiモデル 68,800円

セルラーモデル 92,800円

※2023年2月の価格

セルラーモデルの方が24,000円も高く販売されている事が分かります

また携帯会社から購入する場合はセルラーモデルのみの購入となり、さらに金額が高くなるので要注意。

同じiPad無印モデル(10世代)64GBを比較すると

au 95,760円

ソフトバンク 104,400円

ドコモ 106,590円

※2023年2月の価格

このように「WiFiモデルで良かった人」が「ドコモのセルラーモデルを購入した場合」37,790円もの料金差が開く可能性がある訳です。

iPadを購入する前に本当にセルラーモデルが必要なのか、購入はどこでするべきなのかを再度考える必要があるでしょう。

GPS機能の制度が異なる

正確な位置情報を把握できる「GPS機能」今となっては当たり前の機能ですが、実はWiFiモデルのiPadには搭載されていません。

iPadで位置情報を活用したゲームをする予定がある場合、カーナビとして利用したいなど明確な目的があるなら、GPS機能が搭載されたセルラーモデルを購入すべきでしょう。

セルラーモデルをオススメする人の背景

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9割の人達がiPadは「WiFiモデル」で事足りるのに、なぜセルラーモデルを購入して後悔する人が多いのでしょうか。

その背景には「セルラーモデルをオススメする人達」が多くいらっしゃるからと推測できます。

セルラーモデルを販売することで、それが利益に繋がるなら、オススメするのも理解できるでしょう。

もちろんセルラーモデルを購入していれば「WiFiモデル」と同じように使えますし、いつでもSIMカードを挿入して出先で使えるため使い勝手で損する事はありません。

騙している訳ではなく、オススメしているだけなのであくまでも勘違いしないようにしてください。

携帯ショップ編

携帯ショップでは、端末の販売や回線契約を獲得することによって利益に繋がります。

iPadではセルラーモデルしか取り扱いしていないこともあり、ユーザーにタブレットを契約してもらうためには

必然的に「セルラーモデル」を販売することになる訳です。

タブレットの購入希望者が「WiFiモデルを買いたい」と言えば、携帯ショップでは取り扱いがないためAppleストアで購入を…と誘導するはずですが

お客様が「タブレットを欲しい」としか言われなければ、悩むことなく販売員はセルラーモデルを提案することでしょう。

家電量販店編

家電量販店では、WiFiモデル・セルラーモデル共に取り扱いしている店舗がほとんど。

家電量販店では「売り上げ金額」を重要視する傾向があるため、少しでも単価の高いセルラーモデルをオススメする傾向があります。

また、セルラーモデルの販売は携帯会社のSIMカード契約にも発展するメリットがあり、家電量販店には携帯会社も併設されている環境が多くあります。

セルラーモデルの販売は「売り上げUP」にもなり、「携帯会社の回線契約」にも繋がる良いことづくしな訳ですね。

個人ブログやホームページ編

iPadのモデルはどちらを購入すべきか悩んでインターネットで調べると、様々なブログやホームページの記事が検索結果に表示されます。

このようなページでは悩みを解決できたり、課題を見つけれる読者にとってメリットが大きい情報源と言えるでしょう。

しかし、ブログやホームページでは「アフェリエイト」という仕組みによって、SIMを契約してもらったり、iPadを購入してもらうことで、運営者に利益が発生する仕組みもあります。

インターネット検索の仕組みは、読者と運営者の双方がwin-winになる素晴らしい形ですが、iPadの購入に関して

  • iPadはセルラーモデル一択!
  • WiFiモデルの購入は損する
  • セルラーモデルには回線契約必須

このように極端な記載をしている情報は、運営者がアフェリエイトによる利益のことしか考えていない可能性がありますので、鵜呑みにしないようにしてください。

セルラーモデルを購入すべき人

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セルラーモデルを購入すべき人は決まっています。

逆の発想で考えると「セルラーモデルを購入すべき人」に当てはまらなければ、自宅のWiFi環境や、スマートフォンのテザリングで事足りるので

WiFiモデルの購入で問題ないと考えていいでしょう。

□セルラーモデルを購入すべき人

  • 自宅もしくは出先にWiFi環境がない
  • テザリングを使用したくない・使用出来ない
  • ポケットWiFiを契約する予定がない

自宅もしくは出先にWiFi環境がない

テザリング含め自宅にWiFi環境がない場合は、WiFiモデルを購入してもインターネットに接続することができません。

セルラーモデルを購入すれば、WiFi環境がなくても携帯会社からSIMカードを契約すればインターネットを楽しめるようになります。

逆の考え方をすれば

セルラーモデルを購入しても、SIMカードが無ければインターネットに接続できませんので覚えて置くようにしてください。

テザリングを使用したくない・使用出来ない

自宅やiPadを使う予定の場所にWiFi環境がなくても、スマートフォンを持っていれば「テザリング」でiPadをインターネットに繋げる事が可能です。

つまりWiFi環境がなくてもスマートフォンを持っていれば、テザリングによる接続で全て解決。

ただしテザリングにもデメリットがあり

  • スマートフォンのバッテリー消費が早くなる
  • 回線の安定性はSIM契約や光回線より劣る
  • 接続が都度必要になるので面倒くさい

このような項目によって、テザリングは使いたくないと考える人もいることでしょう。

また携帯会社ではテザリングを最近では無料で提供している会社がほとんどですが、オプションとして追加しなければ使えない場合もあるので

使いたくても使えない!と困っている人もいるはずです。

上記内容に当てはまる方はセルラーモデルの購入がオススメになるでしょう。

ポケットWiFiを契約する予定がない

今はWiFi環境が無くても、テザリングを使いたくない場合でも、これからポケットWiFiを契約する予定があるなら、セルラーモデルを購入する必要はありません。

ポケットWiFiがあれば出先でも好きなようにiPadでインターネットを楽しめます。

使用する予定の場所にWiFi環境がなく、ポケットWiFiも契約する予定がないならiPadはセルラーモデルの購入がオススメになるでしょう。

まとめ

iPadの購入で「セルラーモデル」を購入してしまい後悔する人が多いのは、9割ほどの人達は「WiFiモデル」で事足りるからです。

携帯会社や家電量販店、様々なメディアでiPadセルラーモデルをオススメしているのは、取り扱いしている商品がセルラーモデルだけだったり、WiFiモデルを販売するよりも利益に繋がるため。

確かにセルラーモデルを買っておけば、SIMカードを挿入しなければWiFiモデルとして使えますし

もしも後からSIMカードを挿入したいと思い立ったら対応することは魅力的。

しかし、この「もしも」の場合が当てはまるユーザーは少なく、2つのモデルで金額差が2万~3万円もあるとなれば「後悔した……」と感じる人も多くなるのは頷けます。

改めてセルラーモデルを購入するか迷っているのであれば「セルラーモデルを購入すべき人」に再度目を通して頂き、どちらを購入すべきか判断するようにしてください。以上

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