【SE3・12・13・14】iPhone投げ売り「一括」と「実質」の違い理解してる?

通信費削減の全て

Apple社の代表的なスマートフォン「iPhone」は円安の影響により2022年7月から大幅な値上げが行われましたが、これに相反して携帯会社が行う

【iPhoneの投げ売り】

は相変わらず継続しており大盤振る舞い状態。

  • iPhoneは値上げしたから手が出しにくい
  • 値上げしたから今は買うのを控えておこう

アナタが今このように考えているなら大間違いかもしれません。

今回の記事では携帯会社が行うiPhoneの投げ売りについて、どれだけお得に購入できるのかや、購入方法の違いを詳しく解説します。

是非とも参考にしてみてください。

iPhoneの投げ売りとは

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そもそも携帯会社からiPhoneが投げ売りされているといっても【投げ売り】ってどう言う意味?と疑問を抱いている方もいるかもしれませんがWikipediaでは下記のように記載しています。

小売店が不良在庫を償却する目的で赤字覚悟で商品を売り出すこと。これを大々的に宣伝することで大きな集客効果が見込まれることが多々あるため、逆に集客効果を見込む目的で赤字で販売することもある。

Wikipedia

このように携帯会社は赤字覚悟でiPhone販売を激安価格で行っているようですが、いったいどれだけ値下げをしているのか

参考例を上げると

PC人間

Appleストアで購入すると定価11万円ほどするiPhone13を条件付きですが、なんと実質1円で購入できるほどの大幅値下げ。

つまり、手出しがたったの1円だけでiPhone13を利用する事が可能なんです。

この他に「iPhoneSE3世代」も当たり前のようの投げ売りが行われており、店舗によっては「iPhone14」も投げ売りしているとのこと。

一体全体このような携帯会社の大盤振る舞いは、いったいいつから始まったのでしょか?

iPhoneの投げ売りはいつから始まったのか

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携帯業界では2019年の電気通信事業法改正を皮切りに「通信費の値下げ」や「違約金の撤廃」と言ったユーザーに嬉しい施策が進められてきました。

この時に合わせて行われた施策が「回線契約時の還元額は最大22,000円までにする」というコチラはユーザー側にとって悲観となる内容でした。

iPhone11シリーズやiPhone12シリーズを携帯会社で契約した事がある方は、携帯販売員から

「今は法律が変わって2万円までしか値引きできないんですよ〜…」

と言われた記憶がある人もいるかもしれませんね。

この後に結局またiPhoneの投げ売りが再開される訳ですが、2021年夏頃から家電量販店などを中心にiPhoneの「実質1円」「一括1円」と言うような表記がされるようになりました。

この火種を起こしたキッカケは

【回線契約なしでの端末値引き】

詳細は記事後半にて詳しく解説を行います。

iPhone投げ売りにも種類が2つある

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iPhone投げ売りには2種類あり、それぞれの違いを知らなければ「大損」してしまう可能性があります。

大損といっても、普通にiPhoneを購入するよりお得になるはずですが「投げ売りの世界で大損」してしまうかもしれません。

必ず違いを知っておくようにしてください。

□2種類のiPhone投げ売り

  • 一括での投げ売り(返却なし)
  • 実質での投げ売り(レンタル)

一括での投げ売り(返却なし)

一括での投げ売りとは、大損に値下げしたiPhone価格を名前の通り一括払いで購入できる販売方法です。

10万円のiPhoneが一括1円と表記されていれば、本当に1円で購入する事が可能。

2種類の投げ売り手法のうち「一括」の方がお得だと言われています。

後者で解説する「実質での投げ売り」になると購入したiPhoneを2年後に返却する(レンタル)条件などが付いてきますが「一括での投げ売り」にこのような条件はありません。

実質での投げ売り(レンタル)

実質での投げ売りとは、必ず何かしらの条件が付いて【iPhoneを値下げできる】or【負担額を減らす事が出来る】販売方法です。

2023年現在では実質の条件に2つの考え方があると考察できるでしょう。

  • 1つ目が「還元による実質」
  • 2つ目が「返却プログラムによる実質」

それぞれ解説していきます。

還元による実質

還元による実質の投げ売り手法は最近だと珍しいので余り見かけませんが、例えば10万円のiPhoneが実質1円と表記されていたら

例①

本体価格10万円(支払い方法自由)

ポイント還元10万pt

例②

本体価格10万円-値引き8万円=一括2万円

商品券での還元2万円分

上記2つは両者とも還元による実質の販売手法となり、実質価格は同じ1円となります。

とにかくユーザー側が負担する金額に対して、携帯会社側が還元する特典の差額を計算することで実質〇〇円と表記する金額が決まります。

返却プログラムによる実質

返却プログラムによる実質の投げ売りは2023年の主流となる販売手法です。

返却プログラムとは、携帯会社から購入したスマートフォンを2年後に返すことで負担額を少なくできる仕組みのこと。

例えば10万円のiPhoneが実質5万円と表記されていた場合、下図のようなイメージとなります。

またiPhone投げ売りのキャンペーンにより実質1円と表記されていたなら、ユーザー側が負担する予定だった実質5万円の部分も携帯会社が割引を入れてくれることになる訳です。

レンタルと同じと言う携帯販売員もいれば、車のリースに似ていると伝える方もいらっしゃいます。

最近では返却プログラムの実質1円で購入すると、さらに追加でポイント還元などが付与されることもありますので覚えておくといいでしょう。

一括でのiPhone投げ売りは終了!?

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2種類のiPhone投げ売り手法を詳しく解説しましたが、「一括」と「実質」では間違いなく【一括】の投げ売り手法がユーザーにとってはメリットがある購入方法と言えます。

理由として

  • 端末の返却を気にしなくていい
  • 分割支払いを組む必要がない
  • 端末が不要なら通常の下取りに出せる
  • 一括購入の方が内容がシンプル

このような内容があげられます。

そのためユーザー側としては「一括」での投げ売りを期待したいところですが、一括でのiPhone投げ売りはすでに終了している、もしくは終了してしまう可能性が考えられるでしょう。

iPhoneManiaでは下記のような内容が記載されており

公正取引委員会は8月9日、iPhoneなどスマートフォンの「一括1円」などの極端な値引き販売が、独占禁止法違反(不当廉売)に該当する可能性があるとして、携帯キャリア4社や代理店などに対して緊急調査を実施すると発表しました。

iPhoneMania

実際の現場でも一括表記のPOPは取り下げられており、全て実質表記のPOPに変更がされているとの情報が入っています。

地域によって一括でiPhoneの投げ売りを継続している店舗はあるようですが、どちらにしても店頭のPOP表示は「実質」のみの展示になっているようです。

回線契約なしで端末のみ購入も可能

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iPhone投げ売りは携帯会社から行われていますが、【携帯会社で購入=回線契約が必要】という訳ではありませんので勘違いをしないようにしてください。

回線契約をすることなく携帯会社からiPhoneを購入することは可能性であり、これは投げ売りされているiPhoneも同様となります。

投げ売りされているiPhoneには必ずと言っていいほど「端末購入値引き」という割引が適用されており、携帯会社からiPhoneを購入するだけで破格の金額で手に入れることが可能。

注意点として

  • 1人1台まで
  • 一括購入限定or返却プログラム限定

と言ったように条件がある場合もありますので購入時は必ず確認をすることをオススメします。

スマホの本体のみ購入に関して詳しくしりたいなら別記事にてまとめていますので参考にしてください。

回線契約なしでの最安値は22,001円

回線契約なしでiPhoneを購入する場合、最安値は22,001円になると考えられています。

理由としては「回線契約」を組み合わせることで携帯会社が値引きできる金額が最大22,000円と法律で決められており、本体価格はいくら安くしても0円にすることは法律上不可能。

回線契約なしで端末のみ購入することにより、本体価格を22,001円に設定し、回線契約を同時にする事で「一括1円」もしくは「実質1円」で購入できるような分かりやすい仕組みと言えるでしょう。

返却プログラム(レンタル)での購入が条件付き?

最近では回線契約をせずに「端末のみ購入値引き」を適用させたい場合【返却プログラム(レンタル)】での購入を条件に販売する事例が増えてきています。

例えばauのiPhone13を参考例にあげると「スマホトクするプログラム」が返却プログラムの名称となり(以下スマトクと表記)

MNPでiPhone 13の128GBモデルを分割払いで購入し「スマホトクするプログラム」に加入すると2年間で計1円を支払うだけで済むというもの。回線契約がなくても4万2974円の割引を受けることができます。

BUZZAP!

詳しく解説すると

①本体価格 127,495円のiPhone13をスマトクで購入。

②本体価格から2年後に残価 65,820円を残しておき、差額 61,675円がユーザー側が支払う実質負担額。

③スマトクでの購入により「端末のみ購入値引き 42,974円」が適用でき、最終的なユーザー側の実質負担額は22,001円。

④スマトクではなく一括払いや、通常の分割払いで購入すると「端末のみ購入値引き 42,974円」が適用できなくなってしまう。

このような投げ売りキャンペーンがある中

iPhone13の購入を待つべきか購入すべきかで悩んでいるならコチラの記事を参考にしてください。

まとめ

iPhoneの投げ売りについて「投げ売りが始まった背景」や「投げ売りの販売手法」を詳しく解説してきました。

iPhoneを安く購入したいなら、投げ売りされているiPhoneを携帯会社から購入することで安く・お得にゲットできるとお分かり頂けたでしょう。

また投げ売りには手法が主に2つあり「一括〇円」「実質〇円」の違いを知っていなければ、投げ売りiPhoneを購入しても大損してしまう可能性も考えられます。

基本的には「実質」ではなく「一括」での投げ売りがユーザー側にとってメリットの大きい販売手法。

しかし2023年になり「一括でのiPhone投げ売りPOPが店頭表示」出来なくなっている可能性が高いので、現実的には一括1円などで購入することは難しいかもしれません。

実質の投げ売り手法でiPhoneを購入をする際は「返却プログラム」の仕組みを必ず理解した上で携帯会社にて手続きを行うようにしてください。以上

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