iPhoneって不思議なもので、2年くらい経つとバッテリーの消費が早くなってきたり、動きの調子が悪くなってきますよね。
こうなってくると、必然的に機種変更をせざるを得ない状況が訪れる訳ですが、iPhoneって本体価格が10万円以上するのが当たり前なので、高額すぎて頭を悩ませている人も多いことでしょう。
今回の記事では、頭を悩ませているアナタに向けて元携帯ショップ店員として働いていた筆者が「ドコモでお得にiPhoneを機種変更する方法」を詳しくまとめました。
ドコモユーザーでiPhoneの費用を少しでも抑えたい!と考えている方は是非とも参考にしてください。
ドコモでiPhoneに機種変更する流れ
ドコモで新しいiPhoneに機種変更する一般的な流れをまとめました。
事前準備や、心の準備をせずに携帯ショップへ行ってしまうと販売員から言われるがままの内容で契約をしてしまい、痛い目を見ることになるかもしれません。
前もって機種変更の流れを確認しておけば、アナタに最適な契約ができるようになり、機種変更後に後悔することが無くなります。
必ず最後まで目を通すようにしてください。
□ドコモでiPhoneに機種変更する流れ
- 機種変更するiPhoneを決める
- どの料金プランにするか決める
- 機種変更する場所を決める
- 手続き前に事前準備をしておく
機種変更するiPhoneを決める
新しいiPhoneに機種変更をするなら、どのモデルにするのか先ずは決めましょう。
2023年7月現在では
- iPhone14Proシリーズ
- iPhone14シリーズ
- iPhone13
- iPhoneSE3
上記の4種類がメインの取り扱いとなっており、本体価格は上から高い順番で並んでいます。
キャンペーンの兼ね合いによって、購入するiPhoneが変わってくる可能性もありますが前もって欲しいiPhoneに目星を付けておくことにより購入後に後悔するリスクを低減できます。
本体価格を抑えたいなら「iPhoneSE3」「iPhone13」から選ぶのがオススメ。
カメラ性能を求めるなら「iPhone14Proシリーズ」。
大きい画面サイズが希望なら「iPhone14Plus」「iPhone14ProMax」から選ぶといいでしょう。
どの料金プランにするか決める
どの料金プランで契約するかは、機種変更において非常に重要です。
何も下調べをせず携帯ショップで申し込みを行うと、アナタに適していない料金プランを契約してしまう可能性も有り得るでしょう。
2023年のドコモ料金プランは分かりやすくシンプルな作りなので、是非この機会に覚えるようにしてください。
□ドコモの料金プラン3つ
- eximo(エクシモ)
- irumo(イルモ)
- ahamo(アハモ)
eximo(エクシモ)
eximo(エクシモ)は、過去の料金プラン「ギガホ」と「ギガライト」が合体したような内容となっており、従量制の仕組みと使い放題を掛け合わせたプランです。
従量制のデータ設定は「1GB」「3GB」「使い放題」の3段階。
家族割・ネット割・dカード割が適用可能なため、家族のスマホやネット契約によっては通信費を安くできるプラン設定となっています。
irumo(イルモ)
irumo(イルモ)は、過去のOCNプランと料金体系が非常に似ており、データ消費量が10GB以下のユーザーに最適な料金プランです。
選べるプランは、0.5GB・3GB・6GB・9GBの4種類。
3GB以上からは、ネット割・dカード割が適用されますので自宅のWiFiもセットにして契約するといいでしょう。
ahamo(アハモ)
ahamo(アハモ)は店頭では申し込みが出来ないオンライン受付限定の料金プランです。
20GBと100GB、2つのプランを提供しており5分通話もセットになった筆者オススメのプランでもあります。
良くも悪くも、家族割・ネット割といった値引きは適用されない仕組みなので、家族が他社を利用していたり、WiFiを契約していない人でも安くしやすい料金プランになるでしょう。
機種変更する場所を決める
ドコモで機種変更できる場所は決して「ドコモショップ」だけではありません。
ドコモ機種変更が可能な場所は
- ドコモショップ
- 家電量販店
- モール等の商業施設
- オンラインショップ
上記のような環境があげられます。
ドコモショップは機種変更だけではなく多岐にわたる業務が出来ますので、「機種変更+名義変更」「機種変更+何かの解約」と言ったように複数の手続きを同時にする場合は非常にオススメ。
しかし、ドコモショップは機種変更の観点だけで考えると「頭金」の金額設定が高く、待ち時間も長いデメリットがあげられます。
別記事にて「iPhoneの機種変更は家電量販店がお得!」という内容で詳しくまとめていますが、頭金の安さ、キャンペーンの強さを考慮すれば家電量販店での手続きがオススメになることでしょう。
手続き前に事前準備をしておく
機種変更手続きの前に準備しておくべき内容を確認しましょう。
□手続き前に準備しておくこと
- 本人確認書類の準備
- データのバックアップ
本人確認書類の準備
機種変更をする為には必ず本人確認が行われますので、「本人確認書類」を持参するようにしてください。
本人確認として扱える書類は
- 免許証
- マイナンバーカード
- 障害者手帳
これらが基本となります。2023年5月から「保険証」では本人確認が出来なくなっていますのでご注意ください。
データのバックアップ
iPhoneの機種変更後に必ず行う作業は「データ移行」になります。
過去のデータ移行は「iCloud」や「パソコン」にデータのバックアップを取っておくのが一般的でしたが、最近では誰でも簡単にデータ移行が出来る「クイックスタート」という手順がメジャーな方法でしょう。
新旧iPhoneを隣同士に並べて、データを直接転送するためバックアップが不要なんです。
しかし、データ移行を失敗してしまった場合や、万が一のアクシデントに備えるなら、機種変更前バックアップを取っておくのに越したことはないでしょう。
2023年ドコモで販売されているiPhone
ドコモでiPhoneを機種変更するなら、大まかに分類して4種類のiPhoneシリーズから選ぶことになります。
携帯ショップに足を運び、いきなりiPhoneの違いを説明されても内容が頭に入ってきませんし、いきなり何十万円もするスマートフォンを即決するのもいかがなものかと。
前もって販売されているiPhoneシリーズの特徴や違いをチェックして頂き、アナタの使い方や予算に合わせて購入を検討するようにしましょう。
□2023年ドコモで販売されているiPhone
- iPhone14Proシリーズ
- iPhone14シリーズ
- iPhone13(128GB)
- iPhoneSE3世代
iPhone14Proシリーズ
意外な事に今までのiPhoneはカメラの画素数が1200万画素からずっと変化していなかったのですが、iPhone14Proシリーズではなんと4800万画素にグレードアップしました。
さらにDynamic Islandと言うパンチホール型の機能が搭載され、さまざまなアプリ情報を小さなスペースで表示が可能に。
Proシリーズは2種類展開となっており、通常サイズのiPhone14Proと、大画面サイズのiPhone14ProMAXが販売されています。
iPhone14Pro
iPhone14ProMAX
iPhone14シリーズ
iPhone14とiPhone13はスペックに差がほとんどないモデルとして評価されているものの、メモリ(RAM)の容量が4GBから6GBに増えていることから、重めのゲームや動画編集など日常的に使用しているヘビーユーザーには大きな違いを感じるiPhoneと言えます。
本体カラーは薄めのブルーとイエローが人気。
通常の14シリーズは2種類展開となっており、通常サイズのiPhone14と、大画面サイズのiPhone14Plusが販売されています。
iPhone14
iPhone14Plus
iPhone13(128GB)
ホームボタンが無くなった変わりにディスプレイサイズが大きく設計された顔認証(FaceID)搭載のモデルとなります。
背面カメラはデュアルレンズとなっており、広角・超広角が搭載。同じ立ち位置からの撮影でも後ろに大きく下がった感覚で広範囲を写真に収めることが可能。
次世代のiPhone14とはチップ(CPU)も同様で性能差はほとんどありません。
性能がほぼ同等にも関わらずiPhone14ではなく、iPhone13を選ぶだけで携帯会社の大幅なキャンペーン値引きを受けられますので、間違いなく買いのモデルとなります。
iPhoneSE3世代
最近のスマホは本体サイズがどんどん大きくなってきていますが、iPhoneSEシリーズは昔ながらのコンパクトサイズを継承したモデルとなります。
片手操作もしやすく、胸ポケットにも入れやすいので使い勝手を優先する人には文句なしのサイズ感になるでしょう。
また、指紋認証ができるホームボタンが設計されていますので、顔認証ではなく指紋で画面のロック解除をしたいならiPhoneSE3は買いとなります。
CPUにはiPhone13と同じA15 Bionicが搭載されていますので、価格は低コストながらハイスペック性能を兼ね備えたコスパ最強のiPhoneと言えます。
ドコモiPhoneの機種購入方法
ドコモでiPhoneを購入する場合、主に3種類の方法から選ぶ事ができます。
スッキリしたい気持ちから機種代金を一括で支払いたい人もいれば、手出しを少なくするために分割で支払いたい人もいると思います。
ドコモでiPhoneを購入するなら一括・分割どちらを選んでも利子などによって機種代金が変わることはありません。
しかし、購入方法によって「キャンペーン値引き」を適用できる可能性がありますので覚えておいて損はないでしょう。
□ドコモiPhoneの機種購入方法
- いつでもカエドキプログラム
- 一括払いor通常分割払い
- 端末のみ購入
いつでもカエドキプログラム
携帯会社でiPhoneを購入するなら、新しく購入したiPhoneを「2年後に返却する買い方」が今の当たり前。
一般的には「返却プログラム」とも呼ばれており、iPhoneを2年間レンタルするようなイメージで契約する購入方法となります。
「車のリースと同じですね!」と言われる方も多く、まさしくその通りと言えるかもしれません。
ドコモでの名称は「いつでもカエドキプログラム」と呼ばれており、実際2年後にプログラムを行使すれば本来のiPhone価格より半額に近い費用で使い切る事が可能です。
ちなみに現在のキャンペーン対象機種である「iPhone13」は本体価格が138,380円なのですが、いつでもカエドキプログラムで購入すると、たったの47,740円で2年間レンタルすることが可能になります。
一括払いor通常分割払い
「いつでもカエドキプログラム」がお得なのは分かったけど、何だか面倒くさそう!・2年後に返すのは嫌だ!。
このように感じる場合は普通に「一括払い」「分割払い」で購入するのも、もちろん可能です。
分割払いであれば、12回・24回・36回から選ぶことができ、どの回数を選んでも利子が着くことはありませんので機種代金の総額は同じになります。
ちなみに一括払いを希望するのであれば、ドコモショップでiPhoneを購入せずに「Appleストア」で購入した方が断然安く済ませれます。
iPhone14(128GB)で比較すると
ドコモショップ→138,930円
Appleストア→119,800円
なんと購入場所を変えるだけで19,130円もの差額が発生する訳です。
さらにドコモショップで購入する場合は上記にプラスアルファで「頭金」が3,000円~10,000円追加されるのが一般的なため、お得に機種変更したいなら必ず知っておくべき注目ポイントとなります。
端末のみ購入
ドコモでiPhoneを購入するなら「機種変更手続き」が必須だと思われがちですが、わざわざ機種変更手続きをすること無く「iPhoneの端末のみ購入」は可能です。
よく意味が分からないと思いますが
普通ならauユーザーや、ソフトバンクユーザーがドコモでiPhoneを購入したいと考えれば、携帯会社をわざわざドコモに乗り換えてiPhoneを契約するのが当たり前ですが
端末のみ購入を行う場合は、わざわざ乗り換え手続きをする必要なく、ドコモから端末だけ購入が可能と言い換えれば分かりやすいでしょう。
ドコモユーザーが機種変更手続きをせずに、端末のみ購入を検討する必要があるのか?と感じるかもしれませんが
- シェアパックや4Gプランを変更したくない
- スマホの契約者が来店できない
- 機種変更の手数料3,850円が不要になる
上記のような場合に、端末のみ購入で対応出来るようになったり、メリットを受けられます。
キャンペーン状況によっては、ドコモからの購入にこだわらずauやソフトバンクからも端末のみ購入を検討できますので覚えておいて損は無いでしょう。
ドコモでお得にiPhoneを機種変更する方法
ドコモの「料金プラン・取り扱いiPhone・端末の購入方法」が理解できれば、機種変更で大きな損をしたり、後悔する可能性は低くなります。
でも、せっかく機種変更をするなら少しでもお得に契約したいですよね。
ここからは機種変更の基礎知識が身についたアナタに向けて、元携帯ショップ店員が「ドコモでお得にiPhoneを機種変更する方法」を紹介します。
高額なiPhoneの費用を少しでも抑えたいと考えるなら参考にするといいでしょう。
□ドコモでお得にiPhoneを機種変更する方法
- 家電量販店で機種変更手続きをする
- ドコモオンラインショップで契約する
- 端末購入値引きの対象機種を選ぶ
- ahamo・irumoの料金プランを選ぶ
家電量販店で機種変更手続きをする
ドコモで機種変更する場所と言えば「ドコモショップ」を想像するのではないかと思いますが、機種変更するならドコモが併設された「家電量販店」で手続きするのがオススメです。
理由としてはドコモショップと比較して
- iPhone購入時の頭金が安い
- キャンペーンが比較的に強い
- 予約せずとも待ち時間が少ない
- 提案される商材が少ない
上記のような内容があげられます。
ドコモショップでは機種変更時に追加費用として頭金を3,000円~10,000円支払うのが一般的ですが、家電量販店は頭金が0円~3,000円が相場となります。
また、家電量販店のドコモは販売に特化しているため「受付可能業務」が少なく、利用停止・解約・名義変更など購入以外の手続きで来店している人はほとんどいません。
iPhoneの故障などにより、飛び込みで来店しても待ち時間なく受付できる可能性が非常に高いので緊急時にも最適な店舗と言えるでしょう。
その他もろもろ家電量販店での機種変更はメリットがある訳ですが、詳しくは「iPhoneは家電量販店で買うのがお得!」で解説していますので参考にしてみてください。
ドコモオンラインショップで契約する
ドコモショップで機種変更手続きをする場合は、事務手数料として3,850円が初回請求で引き落とされます。
ドコモオンラインショップで機種変更は手数料が無料なため、それだけで手数料の3,850円を支払わなくてよくなります。
自分自身で機種選定から料金プラン選び、iPhoneの初期設定まで全て出来そうならオンラインショップでの手続きはオススメになるでしょう。
店頭に足を運ぶ必要もありませんので時間の節約にも繋がります。
端末購入値引きの対象機種を選ぶ
ドコモでiPhoneを購入する場合、わざわざ機種変更手続きを行わずに「iPhoneの端末だけ購入」が出来ると前項で解説しました。
この端末のみ購入する方法は、お得に機種変更するための大切な知識となりますので内容をいまいち把握できていないなら再度「コチラ」に目を通すようにしてください。
店頭のドコモでは「端末購入値引き」というキャンペーンが近年おこなわれており、回線契約を伴わず「iPhoneの端末を購入するだけ」で値引きをしてくれる驚きのキャンペーンが実施されています。
2023年現在では「iPhoneSE3世代」「iPhone13」の2機種が端末購入値引きの対象となっているようなので、どちらかのモデルを選ぶだけで破格の金額でiPhoneをゲット出来ることでしょう。
ahamo・irumoの料金プランを選ぶ
ドコモの料金プランは前項で詳しく解説しましたが、 契約する料金プランとしては「ahamo」もしくは「irumo」を選ぶようにしましょう。
機種変更時は、キャンペーンの兼ね合いや、スタッフが契約して欲しいと考えているプランがeximo(エクシモ)になる可能性が高いため、アナタに適したプランじゃなくてもeximoでスタートすることは多々あります。
毎月のデータ消費量が20GBで足りるならahamo(アハモ)もしくはirumo(イルモ)に変更を行い、データ消費が20GB以上でも100GBで足りる場合はahamo大盛りに変更するようにしてください。
eximo(エクシモ)はデータ量が100GBでも足りないユーザーに向けての料金プランと認識して頂き、アナタの使い方にちょうどいい料金プランへと変更して通信費をしっかりと節約していきましょう!
まとめ
ドコモでお得にiPhoneを機種変更するための知識として「ドコモ機種変更の流れ」「ドコモiPhoneの購入方法」を詳しく解説しました。
お得に購入するための第一歩は損をしないこと。
機種変更に関する基礎知識を身につけるだけでも、知識がない人と比較すれば新しいiPhoneに掛ける費用は大きく異なります。
全体的な流れや仕組みが理解できたのであれば「ドコモでお得にiPhoneを機種変更する方法」を実践していただくことで、誰よりもお得にiPhoneを購入出来るようになるでしょう。以上
コメント