大人しい性格の人って仕事を黙々とこなしてくれるイメージがあり、職場では貴重な人材と言えるのではないてしょうか。
ただ大人しい人って気づいたら仕事を休むようになってしまったり、突然に会社を退職してしまうことも珍しくありません。
一体なぜ大人しい人は「突然辞めてしまう」のか理由をまとめました。
今まで大人しい性格の人が辞めていった経験のある職場・会社に所属しているなら是非とも参考にしてください。
おとなしい人が突然辞める理由
おとなしい人が突然に会社を辞める理由を下記にまとめました。
目を通すまで気づけなかったことがあると思いますので参考になるはずです。
- 独りでストレスを溜め込み限界を向かえる
- 相談する相手が少ないため選択肢が少ない
- 入社時から長く居続ける気がなかった
- 頼まれた仕事を断れず仕事量が膨大に
独りでストレスを溜め込み限界を向かえる
おとなしい人は愚痴をこぼしたり、嫌なことがあっても嫌と言葉に出さない傾向があるためストレスを独りで溜め込みやすいと言われています。
普通なら人が嫌がるような仕事でも断らずに真面目に取り組むため、自然と皆が嫌がった仕事が回ってきて、損な役割を担っている場合も珍しくありません。
このような現象が長期的に続くと、溜め込んだストレスが限界を向かえてしまい突然会社を辞めるような結果になってしまいます。
相談する相手が少ないため選択肢が少ない
おとなしい人は職場内でコミュニケーションを取る人が少ない傾向にあります。
結果的に仕事の不満や、悩みを相談する相手も少なくなり「家族」や「友人」が唯一の相談相手となることでしょう。
仕事と関係無い相手に相談して退職したとしても、会社からすれば突然辞めたように見えるのは当たり前。
また状況によっては「家族」にも「友人」にも相談出来ない人もいますので、助言やアドバイスを誰からも受けれず
独りで悩んだ結果の選択肢は「続ける」or「辞める」の2択しか考えれなくなる場合も珍しくないでしょう。
入社時から長く居続ける気がなかった
そもそも入社時からおとなしい人は
「最初から会社に長く居続ける気がない」
可能性も考えられます。
いわゆる繋ぎの仕事と言うような感覚で入社している状態ですね。
「上を目指す気はないから目立たないように大人しくしとこう」
「とりあえず給料が貰えればいいから、仕事の負担は少しでも減らそう」
このように入社時から先のことを見越して辞めやすいように、おとなしくしている人もいらっしゃるようです。
頼まれた仕事を断れず仕事量が膨大に
おとなしい人は「無理です」「嫌です」断るセリフが言えない性格の人が多くいらっしゃいます。
時間が経つにつれて、黙々と仕事をこなすイメージが職場に浸透していきますので、一定の期間を超えると
多くの同僚や上司達が、仕事を任せても安心できる社員と判断し、おとなしい人へと次から次へと仕事を頼むようになってきます。
良くない所が
安心感だけでなく、おとなしい人は頼まれた仕事を断らないので、無意識のうちに上司達は「甘えてしまう」訳なんですね。
気づけば膨大な仕事量を任せている状態となり、おとなしい人はストレスの限界に達し突然辞めてしまうのです。
おとなしい人が突然辞めるサイン
おとなしい人が突然辞めると言っても、当の本人からすると実は辞める前から「サイン」を見せていることがほとんど。
突然辞めるサインに気づくことができれば、おとなしい人の退職を事前に防げるかもしれませんので覚えておくようにしてください。
□おとなしい人が突然辞めるサイン
- 体調不良による早退・欠勤が増える
- 荷物が普段より整理されている
- 定時でキッチリ退勤するようになる
- 急に態度が「明るくなるor暗くなる」
体調不良による早退・欠勤が増える
入社当初よりも体調不良による「早退・欠勤」が増えだしたら、仕事を辞めたいと感じているサインと捉えていいでしょう。
- ツライから働きたくない
- 嫌なことばかりで仕事に行きたくない
- 人間関係が面倒くさい
このような悩みを抱え始めると、誰しもが仕事を休みがちになります。
普通の人なら周りにグチを言いふらしたり、悩んでいる態度が表に出るため
「どうしたの?」「大丈夫?」
辞める前に声かけすることが出来ますが、おとなしい人の場合はサインに気づきにくいので仕事を休む回数が増えてきたら要注意と覚えておきましょう。
荷物が普段より整理されている
デスクの上が異様に整理されている。
仕事の荷物が普段より減っている。
このような異変に気づいたら、それは突然仕事を辞めるサインかもしれません。
「仕事を辞めると伝えてから」もしくは「仕事を辞めてから」荷物を回収しに行くのは気まづいですよね。
事前に必要な荷物は持って帰り、最低限の物だけにしておくことで、辞めてしまった後でも「荷物は捨てておいてください」と職場の人に伝えて顔を出す必要が無くなります。
突然に荷物が整理されていたり、何故か荷物を持って帰り始めたら突然辞めるサインかもしれません。
定時でキッチリ退勤するようになる
今までは、他の人の様子を伺いながら少し残業をして退社したり、仕事が一段落するまで頑張っていたのに
ある日を境に「定時でキッチリ退勤する」ようになったら突然辞めるサインかもしれません。
- 今の仕事を頑張る必要がなくなった
- 辞めるから周りの目をきにしなくなった
このような心境の変化から、本人の中で残業する必要性が無くなり定時ピッタリで帰るようになる訳です。
急に態度が「明るくなるor暗くなる」
仕事に対するストレスから解放されると、今までとキャラが大きく変化する可能性もあります。
嫌で仕方なかった仕事を辞めれることから「急に性格が明るく」なったり、退職する将来への不安から「性格がもっと暗くなる」ことも。
いずれにしても上記のような変化を感じたなら、「最近良い事・悪いがあった?」と話を聞いてみるように心がけましょう。
おとなしい人が突然辞める会社はヤバい?
おとなしい人か突然辞めてしまうような会社って「もしかしてヤバい?」と不安になってしまいますよね?
確かに人が突然辞めてしまうような「職場環境」は良いイメージを持ちませんが、アナタが日常的に働いていながら客観的に会社ヤバいと感じていなければ基本的に問題はないでしょう。
おとなしい人が頻繁に辞める光景が目立ち、アナタ自身も会社のことを少しでもおかしいと感じたことがあるなら
終わってる会社のヤバい特徴に目を通しておくことをオススメします。
下記には一例としてヤバい会社の特徴を記載しておきます。
上司の権力が強く萎縮しやすい環境はヤバい
おとなしい人が突然辞める会社の特徴として、「上司の権力が異様に強い」職場環境が考えられます。
この場合は
「おとなしい人」ではなく、上司の権力により萎縮してしまい「普通の人」がおとなしくなってしまっているだけ。
- ここでは何を言ってもムダ
- 上司の言うことは絶対だからツライ
- パワハラなんて当たり前
上記のような内容が1つでも当てはまる会社なら「ヤバい会社」と認識して問題ありません。
職場環境が不潔・汚い
働く職場環境が「不潔」なら、それだけで「ヤバい会社」と言えます。
働く環境が汚いと仕事にミスが発生したり、社員の意識も低くなるなどマイナス要素しかありません。
職場環境の改善や維持のために必要とされている「5S」は今後のために知っておくべき内容となりますので合わせて解説しておきましょう。
5Sは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の総称で、快適な職場環境を整えるための活動として多くの企業で取り入れられています。
おとなしい人に限らず、人の入れ替わりが多い職場で汚い会社は要注意といえるでしょう。
まとめ
おとなしい人が突然辞めてしまう理由は、独りで悩みストレスを限界まで溜めてしまいやすいから。
多くの人達は不満があれば、周りの同僚などに「グチ」や「不満」を漏らしますが、おとなしい人は嫌なことがあっても黙々と仕事をこなす特徴があります。
おとなしい人が突然辞める前に、気づいてあげる方法としては「悩んでいるサイン」を読み取ること。
- 仕事を休む回数が増えたり
- 荷物を整理し出したり
- 定時でキッチリ帰るようになる
このような行動を取り始めたら、悩んでいることがないか話しを聞いてみるようにしてください。
合わせて、おとなしい人が突然辞めることが多い会社なら、「ヤバい会社」になっていないか見直しすることも重要。
知らず知らずのうちに傍から見れば「終わってる会社」として、ヤバいとおもわれているかもしれませんので思い当たる節があるならコチラの記事も必ずチェックしておくようにしてください。以上
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