連絡を取る手段としてお子様にLINEを使わせたいけど、スマートフォンを持たせるのはまだ早いな〜と悩んでいませんか?
とくに小学1年生~6年生のお子様がいらっしゃる家庭では「スマホ」を持たせるのか「キッズ携帯」を持たせるのか非常に難しい選択肢になるかと思います。
先ずは結論として
「キッズ携帯でラインは出来ません」
この大前提を理解した上で、「お子様がラインを使えるようにする方法」「そもそも小学生にラインは必要なのか」を確認するようにしてください。
キッズ携帯でラインは使えません!
改めてキッズ携帯で2023年現在ラインを使うことは出来ません。
キッズ携帯は「ドコモ・au・ソフトバンク」の3社から販売されていますが、全てのモデルでラインは非対応となっています。
しかしキッズ携帯には電話番号が存在している事から、ご家庭に利用していないスマートフォンもしくはタブレットがあれば、そのデバイスを活用してお子様がラインを使えるようにすることは可能。
※電話番号が必要なのはLINE登録時に電話番号認証が必要なため
家庭のWiFi環境下だけでラインを使えればOKという場合はオススメの方法となります。
電話番号を活用してアカウント作成は可能
ラインはアカウントを作成する際に必ず「電話番号認証」という作業が必要になります。
ラインを利用するにあたって
①電話番号がない人はラインを利用する事が出来ませんし、②すでにラインを登録している電話番号では2つ目のアカウントを作成することは出来ません。
キッズ携帯を持っている場合は、キッズ携帯本体でラインを利用する事は不可能ですが
キッズ携帯で使用している電話番号でラインの電話番号認証をする事は可能。
つまり家庭内に現在使っていないスマートフォンもしくはタブレットがあれば、その端末でラインを使う事が出来る訳なのです。
タブレットやスマホの空き端末で使ってみよう!
ご家庭にWiFi環境が整っており、使用していないスマートフォンもしくはタブレットがあるなら、是非ともそのデバイスを活用してラインを使ってみましょう。
デバイスにLINEをダウンロードして、新規会員登録をしてください。
登録時に電話番号を入力する項目がありますが、この際にお子様が使用しているキッズ携帯の電話番号を入力します。
SMSがキッズ携帯に送られてきますので認証番号を入れて、パスワード等を設定すればラインの登録は完了です。
注意点として今回ラインのために使用するデバイスはWiFi環境下でしかインターネットに繋がりませんので、持ち運びを前提とした使い方はオススメできません。
ラインを通して家庭内だけで家族と連絡を取る使い方を前提にした方法なので気をつけておきましょう。
ラインの登録方法は下記に公式サイトのリンクを掲載しておきますので参考にしてください。
そもそも小学生にラインは必要?
キッズ携帯の変わりに家庭内でラインを使える方法を紹介しましたが、そもそも小学生にラインは必要なのでしょうか。
先程解説した方法は
「連絡ツールとして家庭内だけでもラインを使えるようにしたい!」
保護者目線の考えとなり、便利な連絡の手段として、万が一に備えてのライン導入が前提となっています。
お子様目線だけで考えると、そもそもラインは必要がない場合も考えられますので、何のためにラインをさせたいのかは再度考えてみるようにしてください。
2020年に利用推奨年齢を12歳以上に引き上げ
ライン公式では、青少年保護のためにLINEの利用推奨年齢を12歳以上に引き上げています。
つまり「保護者の特別な都合」が無いのであればラインの利用は12歳以上からが望ましいとの事が読み取れます。
ちなみに12歳以下の方はラインを利用できないという訳ではなく、あくまでも推奨年齢になりますので12歳以下でも問題なく利用可能。
デバイスによっては年齢設定によりラインが使えなくなる事例もありますので、ライン公式にて改善方法は紹介がされています。
小学生のライン利用率の調査結果
小学生にラインを使わせるのは、適切か不適切か判断するのは難しい論点になります。
このような場合は周りの人達がどのようにしているのかを知ることが重要となりますので、小学生のスマホ所持率やライン利用率に関する調査結果を探してきました。
NTTドコモのモバイル社会研究所ホームページによると、2021年の小学生スマホ所有率は、低学年で15%、高学年は33%が所持していると結果が出ています。
モバイル社会研究所
- スマホ所有率 小学生低学年15%、小学生高学年33%、中学生79% 全て前年を上回る
- スマホを持たせる理由のトップは
小学生から持たせている場合「緊急時の連絡」
中学生から持たせている男子の場合「緊急時の連絡」
中学生から持たせている女子の場合「友達が持ち始めた」「進学・進級のタイミング」
また同所が2022年4月に発表した、小学生のSNS利用状況の調査結果によるとラインの利用率は、低学年で20%程度、高学年で40%近くが使用していると結果が出ています。
SNSのサービス別利用率をまとめたのが図2となります。もっとも使われているサービスは、ほとんどが「LINE」ですが、小学生低学年女子は「TikTok」が上回っています。
図2. 小中学生のSNS利用率サービス別
モバイル社会研究所
これらの結果から考察するに、小学生のライン利用率は半数にも至っていませんので基本的には使わせる必要はないでしょう。
お子様の意思ではなく、保護者目線として子供とラインで連絡を取りたい。ラインを使うことで安否を確認したい。
このような要望がある場合は便利な連絡ツールとして是非ともラインを活用することがオススメになります。
結局スマホとキッズ携帯どちらを選ぶべき?
お子様にスマートフォンとキッズ携帯どちらを持たせるか迷っているなら、下記2点に注目すると選び安くなるでしょう。
- 電話だけ使えればOK
- 電話以外も使うかもしれない
電話だけ使えればOKな場合は、キッズ携帯を選ぶのがオススメ。
キッズ携帯は通信費が月額1,000円以下と安くで提供している携帯会社が一般的なので、コストを抑えて子供と連絡が取れるようになるメリットがあります。
キッズ携帯を先ずは持たせてみて電話以外も使わせたいと感じた時に、スマートフォンを再度検討してみたらいいでしょう。
すでに電話以外「LINE・Eメール・ゲーム」などを使うかもしれないと考えているなら、スマートフォンを選ぶのがオススメです。
スマホにしたら本体代・通信費が高くなると思われがちですが、お子様が契約する場合なら月額1,000円~2,000円ほどで契約する事ができますので負担はそこまで大きくありません。
本体代も2万円前後のモデルから販売されており、キャンペーンによっては1円で購入できる携帯会社もありますので店員さんに聞いてみるといいでしょう。
またスマホをお子様に持たせると、変な使い方をされないか心配になるかもしれませんが、携帯会社のフィルタリングサービスを活用したり、スマホ本体からのフィルタリング設定で細かく制限を掛けれる機種も増えていますので、安心してスマホは持たせることが可能です。
スマートフォンとキッズスマホは別物
ちなみにキッズスマホという言葉を聞いた事がある方は、子供向けのスマートフォンがあるモノと何となくで知っているかと思います。
正しくその通りでスマートフォンとキッズスマホは別物。
キッズスマホとはお子様が利用する前提で作られたスマートフォンとなります。
それならキッズスマホを購入すればいいじゃん!と考えるかもしれませんが、2023年現在キッズスマホを購入できる店舗は無いに等しいでしょう。
理由としてはキッズスマホは過去に携帯会社で取り扱いしていたものの今となっては
「携帯会社がキッズスマホの生産をしていないから」
キッズ携帯ではなく、スマートフォンを選ぶなら「キッズスマホ」ではなく「iPhone」や「一般的なAndroidスマートフォン」から購入することになるでしょう。
何歳からスマホはもたせるべき?
どうしても子供にLINEを使わせたいならスマートフォンを持たせるのが効率的。
しかしスマートフォンを子供に持たせるのは少し不安になってしまいますよね。
子供にスマホを持たせる場合は、小学5年生となる11歳前後がオススメのタイミングとなっており、周囲のスマホ保有状況によってはもっと早くスマホを持たせてもいいかもしれません。
別記事にて「子供にスマホは何歳から持たせるべきか」さらに詳しく解説していますので、LINEを使わせるためにスマホを持たせるか悩むようなら参考にしてください。
まとめ
子供に「キッズ携帯」を持たせるか「スマートフォン」を持たせるかで悩んでおり、ラインも使わせる予定なら
「キッズ携帯でラインを使うのは不可能」
基本的にはスマートフォンを購入するようにしてください。
ただし家庭内だけでしかラインを使わせる予定がなく、使用していないスマホもしくはタブレットがご自宅に余っているなら
「キッズ携帯の電話番号を活用して、ご自宅のスマホもしくはタブレットでラインを使うことが可能。」
お留守番しているお子様と連絡を取るためにラインを導入したいなら、オススメの方法と言えるでしょう。
スマートフォンを検討するのであれば、「キッズスマホ」というモデルは現在、携帯会社にて生産されていないため
iPhoneもしくは一般的なAndroidスマートフォンを購入して、フィルタリングサービスやスマホ本体からの設定で制限を掛けてあげる必要があります。
逆に言うとキッズスマホを購入しなくても、最近のスマートフォンは細かく制限が掛けれるようになっていますので安心して、お子様に持たせることができるでしょう。以上
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