子供が大きくなるにつれて、どのタイミングでスマホを持たせるべきなのか非常に迷いますよね。
お子様が1人で遊びに出掛けるようになったり、お留守番、買い物なんかをお願いする際に保護者目線からしても、子供がスマホを持っていれば連絡ツールとして安心できます。
しかしスマホを持たせる事によって、ゲームで遊んたり、インターネットで変なことを調べたりと不安になることも。
今回の記事では
お子様に「スマホは何歳から持たせるのがベスト」なのか元携帯販売員が統計情報を参考に解説しています。
合わせてお子様にスマホを持たせるメリット・デメリット・注意点も記載していますので、スマホを持たせるべきか悩んでいるなら是非とも参考にしてみてください。
スマホは何歳から持たせるのがベスト?
子供にスマホを持たせるタイミングは、11歳前後(小学5年生ごろ)がベストになるとスマホ天職では考えています。
世間的に何歳からスマホを持たせるのがベストかという見解はバラバラで、明確なタイミングはありません。
11歳となる小学5年生は、同世代のスマホ保有率が増えてくるタイミングになりますので、お子様の「理解力や管理力」を基準にするのではなく、【周りの環境】に合わせて子供にスマホを持たせてあげることが重要なポイントになるでしょう。
子供がスマホを持ち始める平均年齢は年々低くなっている傾向にありますので、状況によっては8歳、9歳でも持たせてあげた方が良いこともありますので理解しておくようにしてください。
小学生のスマホ保有率
小学生のスマホ保有率は年々増加傾向にあり、2021年にNTTドコモのモバイル社会研究所が行った、「2021年親と子の調査」によると小学生高学年のスマホ保有率は33%と結果に。
子どもが自分専用のスマホを所有している割合は小学生低学年15%、小学生高学年33%、中学生79%と全て前年より上昇。一方でキッズケータイは減少し、調査開始以来初めて小学生のスマホ所有率がキッズケータイを上回った。男女別で見ると、小学生/中学生ともに女子の方が男子より高い。
ITmedia Mobile
また小学生高学年キッズケータイの保有率は18%となり、スマホを使う割合の方が増えてきていることも読み取れます。
携帯電話(スマホ・キッズ)を保有していない割合は48%となり、小学生高学年では半数が携帯電話を所持している事が分かりました。
中学生のスマホ保有率
中学生のスマホ保有率は前項同様に、2021年にNTTドコモのモバイル社会研究所が行った、「2021年親と子の調査」によると中学生高学年のスマホ保有率は79%と結果に。
キッズ携帯の保有率は一気に2%まで低下しており、携帯電話の未所有者は2割程度。
お子様がすでに中学生なのであれば、是非とも持たせてあげたい年齢かもしれませんね!
子供にスマホを持たせるメリット・デメリット
子供が1人で外出する機会が増えると万が一に備えて連絡が取れるように「携帯電話」を持たせたいと考えるのは普通のこと。
目的としては出先で子供と連絡を取れれば言い訳で、この目的を果たすためなら「キッズ携帯」や「ガラケー」で事足ります。
しかし、その中でも多くの保護者様がスマホを選ぶ理由を「メリット・デメリット」を元に解説しますので参考にしてください。
子供にスマホを持たせるメリット
スマホを持たせることは連絡が取れる以外にも多くのメリットがあります。
最近ではスマホによって子供同士のコミュニケーションが成り立っていたり、分からないことがあれば辞書の代わりにスマホを使って調べる能力が身につきます。
子供にスマホを持たせるメリットを詳しく確認してみましょう。
□子供にスマホを持たせるメリット
- 子供同士のコミュニケーションになる
- 分からない事を調べる能力が身につく
- 居場所の確認が出来るようになる
- LINEを使って連絡が取れる
子供同士のコミュニケーションになる
小学生に携帯電話を持たせる多くの理由は「連絡を取れるようにするため」ですが、
その中でもスマホを選ぶ理由には「周囲の子供たちがスマホを持っているから」という集団心理が背景にあります。
スマホを持たせてあげるだけで、子供同士のコミュニケーションツールになり「仲間はずれ」になるような状況を回避する事にも繋がるでしょう。
仲のいい友達がスマホを持っている!
友達とスマホゲームを楽しみたい!
このような事をお子様が言い出したら、スマホを持たせるメリットを見いだせるかもしれません。
分からない事を調べる能力が身につく
キッズ携帯やガラケーと異なりスマホを持たせるとインターネット検索機能が搭載されている観点から「分からない事を調べる習慣」が身につきます。
辞典や電子辞書を買ってあげるよりも、IT化が進む昨今、スマホから調べる能力を身につけれるのは大きなメリットになることでしょう。
居場所の確認が出来るようになる
スマホには高精度なGPS機能が搭載されていますので、居場所の確認ができるアプリやツールを設定しておくことで、万が一に備えるメリットもあります。
キッズ携帯でも居場所の確認ができるサービスは提供されていますが、親子で携帯会社を合わせる必要があったり、GPS制度が低かったりと利便性が言い訳ではありません。
しかしキッズ携帯の場合は
防犯ブザー機能がセットになっているモデルが主流なので子供は首にぶら下げているだけで、誘拐犯や痴漢行為をする犯罪者から回避出来るメリットがあります。
お子様がまだ小学生低学年くらいであれば
居場所確認を重要視するならスマホ、防犯面を重要視するならキッズ携帯このような選び方がオススメかもしれません。
LINEを使って連絡が取れる
スマホは電話による連絡が取れるようになるだけではなく、LINEアプリをダウンロードすればLINEでやり取りする事も可能。
LINEでの通話なら通話料が無料で使えますし、チャット形式の文字出で連絡もできます。
最近の連絡ツールは、電話よりもメールよりもLINEがメインになりつつありますので、LINEを使えるだけでスマホを選ぶメリットは大きいかもしれませんね。
子供にスマホを持たせるデメリット
スマホを持たせるメリットはお分かり頂けたと思いますので、合わせてデメリットも解説します。
スマホには使い方によって様々なリスクが潜んでいるため、子供が有害サイトや悪質な被害を受けてしまわないように、保護者がしっかりと利用制限を掛けてコントロールする必要があります。
子供にスマホを持たせるデメリットを詳しく確認してみましょう。
□子供にスマホを持たせるデメリット
- スマホ依存症になる可能性
- SNSにより知らない人と繋がるリスク
- 有害なサイト・アプリを使う恐れ
- ゲームやサービスへの無断課金
スマホ依存症になる可能性
スマートフォンは電話やメールだけでなく様々なサービスを楽しめる便利なデバイス。
子供にゲーム機を持たせると「ゲーム依存」になるように、スマホを持たせると「スマホ依存」になる可能性が考えられます。
スマホ依存症の特徴として
- 常にスマホを持っていないと不安になる
- 起床時・就寝時にスマホを見てしまう
- 目的もなく頻繁に通知などをチェックする
- 歩きスマホが当たり前になっている
お子様にスマホを持たせるなら必ず使用時間・使用場所・使っていいサービスのルールを決めておく事が重要になります。
SNSにより知らない人と繋がるリスク
最近は大人の人でも出会いの場が「SNS」「出会い系サイト」「マッチングアプリ」とスマートフォンを通して相手を見つける時代へと変化してきています。
スマホは様々な人達と簡単に繋がれてしまうデバイスとなり、それは子供が使用してもつまりは同じということ。
お子様にスマホを持たせるなら必ず「フィルタリングサービス」や「使用制限」を設定するようにして、限られた範囲の中でスマートフォンを使わせる必要があるでしょう。
有害なサイト・アプリを使う恐れ
知らない人と繋がるリスクと同様に、フィルタリングサービスや使用制限をしていなかった場合、「有害サイトや有害アプリ」を使ってしまう恐れも考えられます。
フィルタリングサービスを設定していれば、お子様の年齢に合わせて有害なサイトは使用出来なく設定可能ですし
使用制限をスマホ本体から設定していれば、許可していないアプリは利用出来ないようにも設定できます。
具体的な設定方法が分からず心配という方は、スマホの契約時に【携帯販売員】へと質問して頂ければ教えてくれますので、必ず確認するようにしてください。
ゲームやサービスへの無断課金
大人の方でもスマホゲームをしている人は多いかと思いますが、最近のスマホゲームは非常に面白くて、ついつい課金したくなってしまいますよね。
またゲームに限らずとも、音楽サービス・動画サービスのように月額制(サブスクリプション)で楽しめるコンテンツも普及してきています。
課金や有料サービスを購入する場合、携帯会社で設定した4ケタの暗証番号が分からなければ支払いを完了することは不可能なので、普通ならかってに子供が支払うのは難しいでしょう。
しかし4ケタの暗証番号が子供にバレてしまうと、簡単に課金が出来てしまうので要注意事項となります。
スマホを持たせる時の注意点
保護者様が子供に対してスマホを持たせる注意点は「必ず制限を掛ける」こと。
スマホを持たせるデメリットで解説したように、スマホには依存性があり、多くの危険も潜んでいるデバイスとなります。
しかしデメリットで解説した項目は全て「使用できる制限」を掛けることで解決する問題なので、契約時にしっかりと設定を施しておけば安心できますので、先ずは「制限を掛ける」という内容を覚えておきましょう。
実際に保護者様が子供にスマホを持たせて注意したいと考えている内容は主に下記3つとなり
- 悪質なサイトへのアクセス
- スマホ依存による睡眠障害の誘発
- 高額な課金
全てスマホに制限を掛けることで解決できる内容です。
必ず・絶対に何も制限を掛けていないスマートフォンは小学生の子供に持たせないよう注意をしてください。
持たせるならキッズ携帯?スマホ?
子供にスマホは何歳から持たせるべきなのか、持たせることによるメリット・デメリットを理解した上で
結局のところ
「持たせるならキッズ携帯とスマホどっちがいいの?」
答えを知りたい方は多いはず。
お子様が中学生なら
「スマホを持たせましょう」
お子様が小学生なら
「基本的にスマホの購入がオススメ」
例外として
- 周りの環境に合わせる必要ないと考えている
- 電話の機能だけ使えればいい
- 制限を掛けれたとしてもスマホは不安
このように感じる、もしくは考えるならキッズ携帯を検討するようにしてください。
キッズ携帯とスマホどちらを持たせるべきか判断でき、スマホを選ぶなら次に「iPhone」を選ぶべきか「Android」にするかを考えてみましょう。
スマホを選ぶならiPhone?Android?
iPhoneとAndroidの選び方としては
周りの環境にあわせるなら「iPhone」
費用を抑えたいなら「Android」
上記の内容だけ意識すればOKでしょう。
基本的な使い方はiPhone・Androidほとんど同じですし、どちらを子供に持たせても連絡を取るという観点において困ることはないかと思います。
日本人の6割以上はiPhoneを利用していると言われており、この記事を呼んでいるアナタも使っているスマホはiPhoneかもしれませんね。
iPhoneは10万円前後の費用が掛かかりますので、子供に持たせるのはちょっと…と抵抗があるかもしれませんが、Androidスマホなら2万円ほどから購入可能。
iPhoneユーザーが子供にAndroidスマホを持たせる際の注意点は「使い方が分からない問題」に陥るかもしれないということ。
スマートフォンの使い方に疎い方は、費用を抑えて「使い方の分からないAndroidスマホ」を持たせるよりも、費用が掛かってでも同じ操作性のiPhoneを選んだほうが安心できるかもしれませんね。
まとめ
子供にスマホを持たせるタイミング、スマホを持たせるメリット・デメリットについてまとめました。
スマホ天職では11歳前後(小学5年生ごろ)が子供にスマホを持たせるベストタイミングと解説。
主な理由として
- 同学年の子供たちがスマホを持ち始め時期
- 年々スマホを持ち始める年齢が低下している
上記2つがあげられます。
小学生にスマホは早いのでは?と感じる方もいるかと思いますが、現代の「小学生スマホ保有率」をしっかりと理解していただき、その上で持たせるべきなのか判断するようにしてください。
悪質サイトへのアクセスや、スマホ依存になってしまうことに不安を感じているなら
携帯会社でスマホを契約する際に「使用できる制限」を設定しておくことで悩みを解決できます。
- フィルタリングサービス
- スマホ本体からの制限設定
お子様に上記2つの設定を実施していれば安心してスマホを持たせれるようになりますし、逆に言うと設定していない状態でスマホを持たせてしまうと非常に危険。
必ず・絶対に子供にスマホを持たせるなら「フィルタリングサービス」「スマホ本体からの使用制限」が必要なんだと忘れないようにしてください。以上
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