契約社員になってはいけないの?デメリットしかないは真っ赤な嘘!【携帯販売員向け】

人生の悩み

日本は正社員として働いている雇用形態を重要視される傾向にあるのことから「契約社員になってはいけない」「契約社員はデメリットしかない」このように考えられる風習が根付いています。

契約社員という雇用形態は確かに正社員と比べれば安定性に欠け、昇給・賞与も少なくなってしまう傾向にありますが

正社員ほど責任を負う事が少ないため、残業や休日出勤は基本的に無く、移動・転勤などを強いられることも普通ならありません。

このように

契約社員にはデメリットしかない!

というのは真っ赤な嘘で「終身雇用制度」が崩壊した現代、契約社員で働くという選択肢は仕事選びにおいて注目すべきポイントと言えます。

今回の記事は契約社員に関するメリット・デメリットの解説だけでなく、契約社員が非常に多く勤務している携帯販売員の仕事を紹介。

契約社員になるか正社員を目指すか迷っている人は、是非とも参考にしてみるといいでしょう。

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そもそも契約社員とは

契約社員とは、雇用期間の定めがある「有期労働契約」を企業と結んだ社員を指します。

契約社員は正社員と比較される場合が多く、正社員は「雇用期間の定めがない」契約を企業としていることから、仕事を継続する安定性に大きな違いがあると考えられています。

契約社員は契約期間が最長で3年間(高度な専門知識が必要な業種は最長5年)、期間満了後は再度契約を更新する必要があるのですが、企業から「雇い止め」をされるリスクも。

ただし更新によって通算5年を超えた時は、契約社員からの申込によって雇用期間の定めがない「無期労働契約」に転換することは可能なので覚えておくべき内容といえるでしょう。

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契約社員のデメリット

契約社員は契約期間が定められている他にも正社員と比較した場合にデメリットと言えるポイントがいくつかあります。

「契約社員にはデメリットしかない!」

このように言われるのは何故なのか原因を確認してみましょう。

□契約社員のデメリット

  • 基本的に昇格・昇給が無い
  • ボーナスが出ない事がほとんど
  • 社会的な信用が低くなる
  • 結婚生活で負い目を感じることも

基本的に昇格・昇給が無い

契約社員は正社員と異なり、契約時に決めた月給や時給で期間満了まで働くのが一般的です。

正社員の場合は年に1回や2回は昇格・昇給の機会が設けられていますので、仕事に対するモチベーションに繋がったり、将来性を感じながら働けるメリットがありますが

契約社員の場合は上記のメリットを感じながら働くことは難しく、給料は上がらないものの契約満了が近づくに連れ更新されなかった時の不安だけが大きくなっていくデメリットがあげられます。

ボーナスが出ない事がほとんど

正社員の人が年間を通して1番喜ぶポイントはなんと言っても「ボーナス」が貰える時でしょう。

契約社員にはボーナスが出ない事が一般的なので、月給が正社員より高かったとしても、ボーナスを含めた年収で計算すると手取りが少なくなることもあります。

昇格・昇給と同様に、個人の業績がボーナスに反映される企業も多いので

ボーナスの有無は仕事に対するモチベーションに大きな変化をもたらしてくれるでしょう。

社会的な信用が低くなる

正社員は「無期労働契約」によって安定性ある仕事に務めていると認識されますが、契約社員の場合は「有期労働契約」になることから、今のどれだけ年収が高くても、1年後・2年後には仕事が変わっている・無くなっている可能性を指摘されてしまいます。

特に金融機関でのローン審査や、融資を受ける際に「契約社員」というだけで信用度が低くなる傾向にあります。

将来やりたい目的がある訳でもなく、正社員を目指す訳でもなく

何となくという理由で契約社員を続けていく予定なら、知っておくべきデメリットとなるでしょう。

結婚生活で負い目を感じることも

契約社員という雇用形態は「安定しない仕事」というイメージが非常に強くなります。

残業が少ない、休日出勤が少ないなど家族との時間を確保する面ではメリットが大きい雇われ方になりますが、結婚という安定性を求められる生活を始めるのであれば「正社員にならないの?」このような話題はパートナーからも家族からも必ず質問される項目になることでしょう。

TVのCMで「俺、正社員になる!」という内容のモノや、契約社員が主役のドラマを見るたびに自分と重ねてしまい心がモヤモヤする機会は多くなるかもしれません。

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契約社員のメリット

契約社員は正社員と比較して良いことがないと勘違いしている人は多く、ライフスタイルや仕事に対する目的によっては正社員よりもメリットの大きい雇用形態と考えられます。

「契約社員にはデメリットしかない!」

このように言う人もいますが、契約社員のメリットに目を通すことで、真っ赤な嘘だと理解できるかと思いますので

世間の目を気にすることなく、アナタのライフスタイルや将来の目標を達成するためには、「正社員」と「契約社員」どちらを選ぶべきなのか考えるようにしてみましょう。

□契約社員のメリット

  • 責任ある仕事が少ないので気が楽
  • 正社員よりも残業が少ない
  • 基本的に移動や転勤がない
  • 契約期間が有るので気軽に辞めやすい

責任ある仕事が少ないので気が楽

良くも悪くも正社員と契約社員では、任される仕事に対する責任度が大きく異なります。

契約社員が責任を負うことが無い訳ではありませんが、そもそも責任の重い仕事を任される事は基本的に珍しく、そのような業務は正社員が行う場合がほとんど。

また契約社員は業務や責任の範囲も明確なので、業務と関係ない事に気を取られることもなく、任された仕事に没頭できるメリットがあげられます。

正社員よりも残業が少ない

契約社員だから業務時間が短くなるという訳ではありませんが、正社員の場合だと様々な仕事を任されることから残業になりやすい傾向があります。

正社員になると、休日などの業務外でも仕事を任せらたり、業務に関する電話がかかってきたりして心の休まる時間が少なくなってしまうのも珍しくはありません。

契約社員だと任された仕事をしっかりとこなせば役割を果たしていることになり、他の業務で休日に会社から連絡が来ることなんて普通はないでしょう。

基本的に移動や転勤がない

企業に正社員として入社するなら転勤について問題ないか聞かれる事が多く

「転勤したくない!」

という理由から、正社員になりたくないと考える人もいらっしゃるのではないでしょうか。

契約社員は基本的に転勤がないので、同じ環境で期間満了まで働けるメリットがあります。

「家族と離れて生活したくない」

「本拠地を転々としたくない」

「職場が変わることにストレスを感じる」

このような悩みを抱えながら働きたくないなら契約社員はオススメの雇用形態だと言えるでしょう。

契約期間が有るので気軽に辞めやすい

正社員として採用されると無期雇用となりますので、大きな問題を起こしたりしない限り基本的には自ら会社を辞めたいと会社に伝える必要があります。

契約社員は契約時に何年間と期間を定めて入社しますので、期間を満了したら気軽に退職することができるメリットがあるでしょう。

また期間を満了していなくても、仕事を辞めたいと感じたら正社員よりも辞めやすいポジションになることから引き止めもされにくい特徴があります。

ただし契約期間中の退職は「規約違反」になる事は間違いありませんので、円満退社を望むのであれば契約期間はしっかりと業務に務めるようにしてください。

企業によっては損害賠償請求を受けてしまう可能性もありますので「契約社員=簡単に辞めれる」とは勘違いしないようにしましょう。

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契約社員なら携帯販売員がオススメ!

転職活動において正社員採用を目指すのか、契約社員から仕事をスタートしてみるのかは、転職する業種や企業によってどちらを選ぶべきか悩むことでしょう。

様々な業種のなかでも「携帯販売員」の仕事は契約社員から始めてみる事がオススメ。

携帯販売員への転職がオススメな理由7選!

そもそも携帯会社(ドコモ・au・ソフトバンク)の直雇用求人に応募する場合、契約社員からスタートする事が当たり前の業界なので

入社した人は全員同じ土俵から正社員を目指すことになります。※中途採用の場合

また携帯販売員として働くなら、派遣会社に入社し派遣スタッフとして勤務する方法もありますので、2つのルートがある事を認識しておくようにしてください。

正社員より給料の高い場合が多い

携帯会社から直雇用されている契約社員は例外となりますが

派遣会社から派遣され携帯販売員として働く場合、正社員よりも給料が高くなる傾向にありますのでオススメポイント。

つまり高い給料で働きたいなら

派遣会社の契約社員として携帯販売員の仕事に従事するのがベストな方法と言えるでしょう。

ちなみに筆者は契約社員の携帯販売員として年収500万円稼いだ経験を体験しています。参考になると思いますので興味あれば見てください。

注意点としては後述する

契約社員から正社員を目指したいと考えた時に、派遣会社に所属していた場合、携帯会社の正社員は目指しにくくなりますので覚えておくようにしてください。

仕事が合わないと感じても辞めやすい

正社員として採用されると「無期労働契約」によりクビになりにくいメリットがありますが、逆に考えると「簡単には辞めにくい」というデメリットにも繋がります。

正社員が退職する場合、民法第627条では2週間前に申し入れれば問題ないとされていますが、会社の就業規則によっては、早期的な退職はトラブルにつながる可能性もあります。

一般的には1~3ヶ月前には退職の旨を申し出ておくのがビジネスマナーとされていますが、それでも簡単には辞めさせてくれない企業は多いことでしょう。

【※参考:退職2ヵ月前の申告は非常識?

契約社員の場合も、退職の意向を伝えるべきタイミングは正社員と基本的に同じと考えていいのですが辞めやすさが大きく異なります。

企業から見ても「契約社員だから、、」という視点で考えられていますので、仕事が合わないと感じればすんなり辞めれる事がほとんどでしょう。

携帯会社・派遣会社どちらで働くか決めやすい

携帯販売員の仕事は入社ルートとして、「携帯会社」に直接雇用してもらうか、「派遣会社」の求人に応募して派遣として働くか選ぶ事ができます。

携帯会社(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)に入社する場合は契約社員からのスタートが一般的ですが、給料が高くなるというメリットは無くなります。

その変わりに業務における成績や、資格取得・試験合格というプロセスを重ねる事で将来的には、大手企業の正社員というポジションを勝ち取れる可能性も考えられるでしょう。

派遣会社の求人に応募する場合は「契約社員」「アルバイト」「パート」から雇用形態を選ぶ事ができます。

派遣会社の正社員を目指したいと感じたら、携帯販売員として現場で経験を積み、必要な人材と認められたら正社員として採用されることも。

携帯販売員の仕事が向いてると思えば、途中から「紹介予定派遣」として携帯会社の直雇用(契約社員)に雇用形態を切り替えれることもありますので

派遣会社に入社したものの、携帯会社の正社員を目指したいと考えが変わった時は是非とも活用してみるといいでしょう。

直雇用は基本的に契約社員スタート

新卒採用ではなく中途採用で携帯会社に入社するなら、基本的に契約社員スタートになります。

携帯ショップや通信業界で働いてみたい!

このように考えているなら、契約社員から働くことは当たり前の業界となりますので、雇用形態に負い目を感じる必要はないでしょう。

携帯販売員の仕事内容は以下で解説しています。

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契約社員から正社員を目指す方法

携帯販売員の仕事に限らず、契約社員から正社員を目指すことが出来る企業は多く存在しています。

すべての方が正社員になれる保証はありませんが、これから解説する正社員になるための努力を行えば将来的に実現できる可能性は十分にあると考えられるでしょう。

□契約社員から正社員を目指す方法

  • 契約社員から昇格を目指す
  • 昇格に有利になる資格を取得する
  • 転職活動をして他の会社で正社員になる

契約社員から昇格を目指す

最近はパートや契約社員のような非正規雇用でも正社員にキャリアアップが出来るように「正社員登用制度」が多くの企業で取り組まれています。

正社員登用制度がある企業は令和4年現在70%以上にも上り、そのうちの半数近くの企業が過去1年間に登用実績があると厚生労働省の調査結果により分かっています。

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また「正社員登用制度」が設けられていない20%の企業においても、そのうちの3割ほどで正社員への登用実績があると回答。

つまり「正社員登用制度」の有無に関わらず正社員を目指せる時代へと変化してきていますので

契約社員からスタートし、正社員への昇格を目指すのは一部の企業において、現実的に可能なステップアップ方法と言えるでしょう。

正社員登用制度(紹介予定派遣)のメリット・デメリットに関しては別記事にて詳しく解説しています。

昇格に有利になる資格を取得する

企業によっては「正社員登用制度」が設けられている場合、指定された資格を取得することによって正社員に昇格できることがあります。

逆の言い方をすれば、「資格を持っていなければ正社員になれない」という事も有り得ますので、契約社員から正社員を目指すなら必要な資格が有るのか必ず確認するようにしておきましょう。

正社員になるため必要な資格が無くても

  • パソコン操作スキル(MOSなど)
  • 英語力(英検・TOEICなど)
  • ビジネス実務マナー検定
  • 日商簿記・秘書検定

このような資格を所持していれば、企業から必要な人材として「正社員になって欲しい!」思われるきっかけにもなり得ますので

時間と体力に余裕があれば取得しておくことをオススメします。

以下の記事では転職に役立つ資格と1ヵ月で取得できる国家資格をまとめています。参考にすると良いでしょう。

転職活動をして他の会社で正社員になる

契約社員として経験を積み、その企業で正社員を目指すのではなく、他の会社に転職して正社員を目指す方法もあります。

転職活動を行う場合、契約社員からの転職は不利になると思われがちですが

企業としては雇用形態よりも前職での「仕事ぶり」を評価している事が多いとされています。

とは言っても一方では「正社員になれなかった人」「以前は正社員になりたくなかった人」このような視点でも見られる可能性はもちろんありますので、転職で正社員を目指すなら

「前職で何をしてきたか」

この項目に注力して今まで契約社員として培ってきたことや、自信を持って取り組んできた業務をアピールすることで、面接官にプラスの印象を与えれるでしよう。

まとめ

契約社員はデメリットしかない!なってはいけない!何故このように言われてしまうのか理由を解説しましたが、「社会的信用・役職の有無・給与面」が主な原因だと分かりました。

確かに正社員の方が、自分の仕事を周りにアピールしやすく、ローンの審査が通りやすかったりします。

また平均年収も年齢を重ねるごとに高くなる傾向があり、賞与(ボーナス)も貰えるので契約社員と比べれば給与面は大きく異なるでしょう。

しかし契約社員にもメリットは多く

正社員よりも「精神的に楽」「移動や転勤はほとんどない」「比較的に辞めやすい」このようにストレスフリーな労働が出来る利点があるのです。

やりたい事が明確に決まっているなら、それに関連する業界で正社員を目指すべきかもしれませんが

何がしたいか分からない、どんな仕事が向いているのか分からないと感じている方は、契約社員として働きながら

本当にやりたいことを探していくのもオススメの働き方となるでしょう。

この記事でオススメした「携帯販売員」の仕事は、契約社員として働き始めるのが当たり前の業界となり、自分に適した仕事なのかを現場で経験しながら判断することが可能。

上を目指したいと思えば大手企業となる「携帯会社」の正社員も目指せますし、人材を採用・育成している「派遣会社」の正社員も目指せるメリットがあります。

携帯販売員の仕事内容は下記リンクにて詳しく解説していますので参考にしてみるといいでしょう。

携帯販売員の仕事内容とは?

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