頭では「やらないといけない!」と思っているにも関わらず、結局のところは行動に移すことが出来ず、自分ってダメな人間だなあ。とか、もしかして自分は何かしらの病気なんじゃないか?と不安を感じていませんか。
へこんでしまう気持ちや、不安になる気持ちは分かりますが
安心して欲しいのは、頭でわかっていても行動できないのは
病気だからではありません!
やらないといけないのに、行動に移すことができない状況には明確な理由があり、アナタだけでなく世間の人達のほとんどは「頭でわかっていても行動できていません。」
それが普通のことであり、当たり前のことでもあるのです。
今回の記事では、「頭でわかっていても行動できない主な理由」と「行動できない時の適切な行動手順」を詳しく紹介します。
今の現状を抜け出して行動できる人になりたいなら最後まで目を通すようにしてください。
頭でわかっていても行動できないのは病気ではない
大前提として
頭でわかっていても行動できないのは病気ではありません。
基本的に私たちが生きて行くために必要となる行動や、楽しい・好き!と感じる行動に対して「やらなければいけない!」なんて頭で考えることはないでしょう。
眠たくなるから寝る。
お腹すいたから食べる。
楽しいからしゃべる・遊ぶ。
好きだから一緒に行動する。
言い方を変えると、やらなくても生きていけること、苦手な事・嫌いな事、やりたくないこと、これらは全て「やらなければいけない!」と頭の中で考えるようになります。
やらなければいけないことを行動へと実行するには、それなりのエネルギーが必要となりますし、ほとんどの場合が「やりたくない」「面倒くさい」「しんどい」とネガティブな感情がまとわりつくことに。
結論
頭でわかっていても行動できないのは、「やらなければいけない」ことを頑張ろうとしている大きなエネルギーが必要な状態。
簡単に行動できないのは当たり前で、決して病気なんてことはありません。
頭でわかっていても行動できない主な理由
頭でわかっていても行動できないのは、病気ではないとお分かりいただけたかと思います。
ではなぜ行動に移すことが出来ないのか「頭でわかっていても行動できない主な理由」を以下に具体的にまとめたので参考にしてみてください。
□頭でわかっていても行動できない主な理由
- 行動しなくても今まで通り生活できるから
- 失敗したときのことを考えてしまう
- やりたくないことだから
- 心身のコンディションが悪いから
行動しなくても今まで通り生活できるから
あー、やらないといけないのに!
スキルアップのために必要なことなのになぁ、、
試験まで後1週間切ってるやばいよー。
頭では行動しないとヤバイ!と感じているのに実際に行動に移せないのは
「行動しなくても今まで通り生活できるから」
結局のところ、やらなくても死ぬわけではありませんし、生きていけなくなったり、人生において大切なものを失う訳でもありません。
人間生きるためには考えることなく行動しますし、考える必要がないことは無意識レベルで行動しています。「やらなければいけない」と考えている時点で、その行為は大きなエネルギーを必要とする行動な訳で、簡単に行動できないのが当たり前なんですね。
失敗したときのことを考えてしまう
成長するためには声掛けの練習が必要だ。
資格を取得すれば昇進できるのに、、でも落ちたら時間がムダだなあ
何かを得るためには、何かを犠牲にしなければ得ることができない物は人生にたくさんあります。
資格に合格できれば会社で昇進できると頭では分かっているにも関わらず、人は同時に落ちた時のことも考えてしまいます。万が一にでも落ちた場合は、資格取得に費やした「時間」「労力」がムダになると感じてしまうため、行動するのを躊躇ってしまう訳です。
また人が成長するためには、成功を繰り返すだけでなく「失敗」を経験することが必要不可欠。
習慣がルーティン化している場合や、同じ環境で長く生活している人ほど「失敗を恐れる」ようになる為、
新しいことにチャレンジしたい!
成長するためにはやらなきゃ!
と頭では分かっていても、失敗が怖くて結局行動が出来なくなってしまいます。
やりたくないことだから
好きな事、やりたいことなら誰でも率先して行動すると思います。
つまり、頭で分かっていても行動できない理由は「やりたくないこと」だからです。
やりたくないことを実行するのは、相当なエネルギーを必要としますので、中途半端な気持ちで行動できないのは当たり前でしょう。
しかし、人生において「やりたくないこと」を「やらなければいけない」シーンは何度も訪れます。毎回毎回、行動できずに後回しのしていてはアナタは堕落した人生をダラダラと生きて行く事になるでしょう。
次項にて解説する「行動できない時の適切な行動手順」に目を通していただき、「行動した時としなかった時の自分をイメージする」をしっかり考えてみるようにしてください。
心身のコンディションが悪いから
頭が痛い、お腹が痛い。
憂鬱でやる気が出ない。
眠たくて眠たくて仕方がない。
シンプルに体のコンディションが悪いなら、頭で分かっていても行動に移せないのは仕方ありません。
しっかり休息を取り、身体だけでなくメンタル面も疲れているようなら、自然や動物に触れ合うなど癒しを求めるようにしてみましょう。
体調が回復すれば気持ちもスッキリして、「よし、やるぞ!」とやる気が満ち溢れてくるはずです。
ちなみに「体調が悪い」という感覚ではなく、何もやる気が起きない、無気力状態が続いている場合は休んでも休んでも状況が改善されない可能性がありますので、以下の記事を参考にしてコンディションの回復に努めてみてください。
行動できない時の適切な行動手順
頭で分かっているのになかなか行動することが出来ないと悩んでいるなら、アナタの考え方・意識を見直すことから始めてみましょう。
そもそも「やらないといけない!」と感じていたものは、そもそも「やる必要がない」ものだったなんてことも珍しくありませんし、意識が少し変化するだけでも簡単に行動できてしまう場合も良くあります。
以下に「行動できない時の適切な行動手順」を記載しているので、なかなか行動できずに悩んでいるなら参考にしてみてください。
□行動できない時の適切な行動手順
- 行動できないことを書き出して整理する
- 行動した時としなかった時の自分をイメージする
- 改めてやるべきことなのか決断する
- 目標を低くする・逃げ道をなくす
行動できないことを書き出して整理する
先ずは行動できなくて困っていることを頭の中だけで考えるのではなく、実際にメモに書き出してください。
行動できていないことは決して一つだけではないと思いますので、思いつくだけ全てをメモに書き出すようにしましょう。
一通り書き出せたら、内容を整理していくんですが
書き出したものをチェックすると、どうでもいいような小さな項目から、やることでアナタの人生を大きく左右する項目まで重要度・優先度の違いをぱっと見で判断できるでしょう。
最初のステップでは、とにかく全てを書き出して、頭の中で考えているのに出来ていないことが明確に出来ればOKです。
行動した時としなかった時の自分をイメージする
頭でわかっていても行動できなかった項目を書き出したら
次に、行動した時としなかった時の自分を具体的にイメージしてみましょう。
ここでのポイントは具体的にイメージすることです。
例えば、資格の勉強ができていないなら
資格を取得できることにより、アナタは会社でどのような活躍が出来るようになり、役職・給料にどのような変化があるのか、勉強することにより知識はどのように活かされるのか、勉強せずに何もしなかった場合と将来的にどのような差が現れるのか。
想像するのは自由ですし、想像でなら短時間で何ヶ月も何年先までもイメージを膨らませることが出来ます。
ここでモチベーションが上がるか、上がらないかは大切なポイントになりますのでアナタの気持ちがどのように変化するかは意識しておくようにしましょう。
改めてやるべきことなのか決断する
各項目ごとに、行動した時としなかった時の自分をイメージした結果「改めてやるべきことなのか決断する」ことは重要なステップです。
やらなければいけない!と感じていた内容でも、じっくりとイメージを膨らますことで実際は「やらなくても良かった」「やる必要が無い」行動だったと気づける場合は珍しくありません。
やるべきことか、そうでないのかの判断基準は、前項でイメージを膨らませた結果
モチベーションが上がったのか。
大きな危機感を感じたのか。
この2点は重要な指標になるでしょう。
対して「モチベーションも上がらず」「危機感も感じなかった」のであれば、無理して行動に移す必要はありません。
アナタが本当にやらなければいけない事に注力して頂き、その項目を確実に実行するためにはどうするべきなのかを集中して考えるようにしましょう。
目標を低くする・逃げ道をなくす
行動手順のステップを踏めば、ほとんどの場合で、やらなければいけない事を行動に移せるようになります。
しかし、やらなければいけない事のレベルが高い、ハードルが高い場合は最終的に躊躇してしまい結局は行動出来ずに終わってしまう可能性も考えられるでしょう。
例えば「資格を取得する」が行動の目的だった場合、「資格の勉強をする」が実際の行動となり目的が漠然としすぎていますし、資格を取得するという目的はとてもハードルが高く感じてしまいます。
こんな時は
- 1日30分勉強の時間を確保する
- 教科書を毎日4ページ進める
- とりあえず絶対に勉強机のイスに座る
このように、とにかく行動のハードルは低くて問題ありませんのでアクションを起こすようにしてみてください。
0→1の行動さえできてしまえば、何だかんだで、その先の行動も自然に出来るようになります。
そして最悪の場合は「完全に逃げ場を無くす」方法。
基本的に実施する必要はありませんが、行動しなければ「クビになる」「今後の人生に大きく左右する」と危機感を感じるもの、運命を分ける選択の場合は「行動できなければ大切なものを失う」リスクを負うことで、無理やりケツを叩いてでも行動するようにするしかありません。
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