携帯販売員の求人って色んな会社で募集されているけど、何処の携帯会社を選べばいいのか分かりませんよね。
携帯販売という仕事内容は全ての携帯会社で共通となりますが、働くキャリアによって料金プランが違ったり、提案するスマートフォンも若干異なってきます。
今回はドコモの携帯販売員として働く場合、どのような特徴があるのかや、提案する商材はどんなサービスがあるのかをまとめました。
ドコモの携帯販売員に転職するか迷っているなら是非とも参考にしてみてください。
ドコモ携帯販売員の特徴とは
ドコモはNTTグループの傘下という事もあり大手3キャリア(au・ソフトバンク)の中で最も利用者数が多く、ブランド力の強い携帯会社となります。
利用しているユーザーは「安心感」「ブランド力」に魅力を感じて契約している方も多く、携帯販売員は【ドコモ】というロゴ入りの制服を着るだけで、お客様から信頼の目線を向けられるようになります。
長年ドコモしか使ったことの無いユーザさんを対応する事が多く、他社キャリアの知識を身につける必要性は低いでしょう。
客層としては
「年配のお客様」「公務員系のお固めな方」
が多い印象。
auやソフトバンクのようにサブブランドの料金プランは提供しておらず、「ahamo」もしくは「エコノミーMVNO」どちらかで通信費の節約は提案を行う流れとなります。
ドコモの料金プラン
ドコモの料金プランは店頭受付プランの「ギガライト」「ギガホ」がメインとなり、自宅の固定回線サービス「ドコモ光」「home5G」をセット契約することで通信費を安くできる仕組みとなります。
通信費を少しでも抑えたいユーザーには、インターネットでのみ申し込みができるオンライン専用プラン「ahamo」を提案したり
ドコモ回線を借りてサービス提供している格安SIM会社「OCNモバイル」もドコモショップで申し込み可能なため詳細は覚えておく必要があるでしょう。
店頭受付の料金プラン
ドコモの店頭受付プランは「ギガライト」と「ギガホ」の2つがメインとなります。
切り分け方として、データ量を7GB以上使わないユーザーは「ギガライト」、7GB以上利用するユーザーは「ギガホ」と判断すればOK。
ギガライトは毎月消費したデータ量に合わせて料金請求が行われる「従量制プラン」となりますので、使い方には注意が必要。
大手3キャリア(au・ソフトバンク)それぞれで従量制プランは提供されていますが、唯一ドコモだけ【ギガプラン上限設定オプション】により、希望するステップで上限設定を行う事は可能なので、お子様にも使わせやすいプランとなるでしょう。
またデータ使い放題の「ギガホ」に関しても他社より優位性があり、auとソフトバンクはテザリングを行う場合30GBと上限が設定されているのに対して、ギガホはテザリングも無制限で利用可能と素晴らしいメリットがあります。
割引は3種類で構成されており、「家族割」「ドコモ光セット割」「dカードお支払い割」それぞれで適用される条件が異なります。
「家族割」は家族でドコモを複数回線契約していれば適用される割引となりますが、家族割を組む事が必要あることは注意点。2回線で550円、3回線で1,100円の割引が入ります。
「ドコモ光セット割」はドコモ光を契約することで適用される割引ですが、ホームルーターの「home5G」でも同額の割引を効かせることは可能です。
「dカードお支払い割」はドコモのクレジットカードで支払い設定することが条件。ゴールドカードを契約すれば年会費が発生しますが、基本料金に対するポイント還元が増額するメリットがあります。
全ての割引が適用された場合、上記のような基本料金となり「ギガライト」「ギガホ」の最安値と認識して問題ないでしょう。
例外として、「期間限定割引」「学割」などにより最安値よりも安くなる可能性は考えられますが基本的にありません。
料金プランの見直しで安くしたい希望のお客様が、上記の最安値よりも支払いが下回っていた場合は後述する【ahamo】【OCNモバイル】を提案する流れになります。
ギガライトとギガホはデータ使用量に関する基本プランとなることから、別途で【通話オプション】が必要なのか確認する必要があります。
通話オプションは「なし」「5分通話無料」「かけ放題」から選ぶことが可能。
「なし」の場合は30秒/22円の従量制
「5分通話無料」は5分以内の通話なら何回でも770円の定額で掛ける事が可能。万が一1回の通話で5分を超過した場合は30秒/22円の料金が発生します。
「かけ放題」は、時間無制限かけ放題のことで、何時間でも通話を1,870円で楽しむ事ができる通話オプションとなります。
ちなみにauとソフトバンクの通話オプションと比較した場合、ドコモは110円安く料金設定されていますので覚えておくと提案で有利になるでしょう。
オンライン専用プラン【ahamo】
ドコモ含む大手3キャリアは総務省による指示の元、通信費を安くするための手段としてユーザー自信がインターネットから手続きをする事により料金を安くできる「オンライン専用プラン」の提供を2021年3月よりスタートしました。
ドコモのプラン名は「ahamo」
データ量は20GBの固定プランで2,970円、他社(povo2.0・LINEMO)よりも優位性があるポイントは5分通話無料が含まれた料金設定になっている事となります。
また2022年6月からはデータ量を20GB以上使用するユーザーも取り込むべく「ahamo大盛り」がリリースされ、追加料金1,980円を支払う事で一気に5倍もの100GBを利用可能になります。
ahamoの提供スタート時は店頭での申し込みは不可とされていましたが、現在ではドコモショップなら3,300円の料金を支払いすれば
「お客様ご自身によるahamoサイトでのお手続きをお手伝いさせていただくサービス」が利用可能。
povoとLINEMOは料金を支払っても手伝っててくれるサービスは行われていないので、有料でもahamoの大きな強みと言えます。
ドコモ光の料金プラン
ドコモ光はNTTフレッツの光配線を利用してサービス提供を行っている「コラボ光」の一種となります。
「戸建てタイプ」と「マンションタイプ」で料金が異なるだけでなく、「タイプA・B・単独」によっても金額が変わります。
ドコモ光は23ものプロバイダ(接続会社)から好きなものを選ぶ事ができ、選択するプロバイダによってタイプA・タイプBと区別されるのがポイント。
またドコモ光は23以外のプロバイダでも契約する事が可能で、その場合は
「単独タイプ料金+プロバイダ料金」
上記の組み合わせで料金計算ができます。
home5Gの料金プラン
光回線サービスとは異なり、配線工事が不要・電源コンセントへの挿し込みだけで、契約したその日からWiFiを利用できる【home5G】は別名「ホームルーター」とも呼ばれています。
ホームルーターと言えば「WiMAX」や「SoftBankAir」が有名ですが、home5Gは2021年8月から提供がスタートした比較的新しくドコモユーザーからすれば待ちに待ったホームルーターサービスとも言えるでしょう。
機種代金は39,600円と設定されていることから、光回線の工事費よりも金額が高くなる可能性が考えられます。
ただしhome5Gを継続利用することで毎月1,100円の「月々サポート」という割引を最大36ヶ間受ける事ができることから、3年間サービスを使い続ければ端末代金は実質無料に。
基本料金は4,950円/月
光回線でいう戸建てタイプとマンションタイプの中間に金額が設定されています。
エコノミーMVNO【OCN】
エコノミーMVNOとは、ドコモと提携している格安SIMをドコモショップで受付出来るようにしたサービス名称のことを指します。
2022年11月現在では
「OCNモバイルONE」
「トーンモバイル」
2社がエコノミーMVNOとして提供が行われています。
トーンモバイルは子供向けに作られた料金プランとなっていますので、当記事ではOCNモバイルのプランをメインに記載します。
ドコモの端末購入プログラム
ドコモの端末返却プログラムは大手3キャリアで1番遅く導入された端末の購入方法となります。
2022年現在では
「いつでもカエドキプログラム」
を提供しており、過去の返却プログラムは
- スマホおかえしプログラム
がサービス提供されていました。
いつでもカエドキプログラム
ドコモの副商材
ドコモはdから始まる様々な独自コンテンツ(dTV・dヒッツ・dマガジンなど)を提供していますが、最近では獲得に対する温度感は低くなってきているので提案する機会は少なくなってきています。
その代わりという訳ではありませんが、携帯料金の引き落とし設定に便利なクレジットカードの「dカード」、公共料金となる電気代もドコモでまとめる「ドコモでんき」は獲得に対する温度感が高くなっていますのでサービス詳細を下記にまとめておきます。
dカード【クレジットカード】
ドコモは「dポイントカード」というdポイントが貯まるポイントカードをユーザーに無料で提供していますが、それとは別に「dカード」というクレジットカードも提供を行っています。
年会費は無料となっており、お買い物100円ごとにdポイントが1ポイント還元。また特定の店舗になると還元率が2%以上になるメリットも。
dカードゴールドを利用する場合、11,000円の年会費が発生するもののドコモ携帯料金に対してdポイント付与率が10%まで増えたり、空港ラウンジサービスが利用できるようになったりと様々な特典が受けられるようになります。
ドコモでんき
携帯の料金プランはWiFiサービスとセット契約することでお得に出来るイメージがあると思いますが、最近では電気サービスもまとめるこで特典を受けれる仕組みがメジャー。
ドコモは自宅の電力会社を【ドコモでんき】に切り替えることにより、電気代の支払いに対してdポイントが付与されます。
ドコモでんきには2つのプランがあり
「ドコモでんきBasic」
「ドコモでんきGreeN」
に区別されています。
契約するプランでdポイントの付与率が変わりますので詳細は図の確認をお願いします。
ドコモ携帯販売員のメリット
ドコモの販売員として働くメリットは、携帯会社の王道キャリアとして最も安心感のあるブランドとしてお客様に訴求できることです。
携帯電波は最も繋がりやすいと言いやすいですし、ユーザー数も大手3キャリアの中では1番多いためシェア率でもアピールする事が可能。
販売員の性格的な傾向としては、マジメでキッチリとした方、もしくはおっとりした方が多く初心者でも馴染みやすい環境が多いのではないかと思います。
ドコモ携帯販売員のデメリット
ドコモは昔から通信費が、お高いイメージが根付いており、お客様へと提案をする際に「ドコモは高いからなぁ」このようにネガティブな発言をする方は非常に多いです。
2022年では、大手3キャリア(au・ソフトバンク)と比較しても料金体系はほとんど変わりませんので、実際のところ高いという事はありません。
ただ携帯契約には「特典」が付き物ですが、この特典はauやソフトバンクと比較すると少し劣る印象がありますので、他社から乗り換え(MNP)提案をする際は獲得が1番難しいキャリアと言うこともできるでしょう。
経験者の口コミを確認してみよう!
スマホ天職が独自で調査した「ドコモ携帯販売員経験者」の口コミを紹介します。
スタッフAさん
年配層のお客様を対応する機会が多いですが、昔からずっとドコモを使っているユーザーが多いため他社比較をする事は少ないです。dカードやドコモでんきといった商材を提案するのは面倒ですが、ドコモの商材というだけで獲得しやすい傾向にあるのは感謝。
スタッフBさん
光回線の案内に特化した「光ヘルパー」を導入している背景もあり、常勤スタッフの光知識は壊滅的。光ヘルパーが頼りない店舗に配属されたらノルマ達成も大変でしょう。
スタッフCさん
仕事は大変ながらも問い合わせ対応をこなしていれば、あっという間に1日の仕事が終わるため充実した職場環境だと言えます。私の店舗はスタッフ同士の仲が良くプライベートの遊びによく誘われるので、嬉しくもあり時より面倒に感じることもあります。
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