スマホの機種変更をする時に自分でデータ移行するのって大変ですよね。
携帯販売員は料金プランの説明や、新しい携帯電話の初期設定は全部やってくれるのに、データ移行の話しになると突然に「出来ません!個人情報なので!」と態度が一変します。
これは本当に個人情報保護の観点から、個人情報が流出してしまったりデータが消える等の何かあった場合にスタッフ側は責任が取れないからなので致し方ありません。
スマホを新しく変えたいけどデータ移行の方法が分からない。
データ移行が不安で機種変更をする勇気が出ない。
そんなアナタに向けて過去に携帯販売員としてっ働いていた筆者が、お客様に提案していたデータ移行方法をまとめました。
是非とも参考にしてください。
データ移行の基本的な考え方
データ移行の基本的な考え方として、まずは何のデータを新しい機種に移したいのか考える事が重要です。
電話帳だけでいいのか、アプリの配置ごとそのまま移したいのかなど様々な希望があることでしょう。
言い方を変えると
データ移行をするにあたって全部のデータを移す必要はなく、アナタが新しいスマホに残したいデータにだけを厳選して移すことも可能なのです。
データを移す方法としては
- 専用アプリ
- クラウド
- SDカード等のメモリースティック
- 赤外線やBluetooth
- パソコン
上記のように様々な方法があります。
先ずは新しいスマホに移したいデータを確認していただき、その内容に合わせてアナタが出来そうな方法、データ移行に失敗するリスクの少ない方法を選んで行くことがポイントになるでしょう。
機種変更前に準備すべきこと
機種変更前に準備した方がいい事はもちろんデータのバックアップです。
機種変更した後でも、以前の携帯電話はWiFiに繋げることで、音声通話以外は今まで通り利用できますので、機種変更前にわざわざバックアップを取る必要はありません。
しかし、万が一という場合を考慮すれのであれば
機種変更前にデータバックアップをしておいて損はないので、心配な方は保険としてデータのバックアップをしておくようにしましょう。
代表的なスマホのデータ移行方法
iPhoneとAndroidスマホそれぞれに代表的なデータ移行方法を掲載しています。
手順に関しては説明が長くなるのと、バージョンや機種によって細かい手順が変わってくるので項目だけをあげていきます。
操作手順に関しては公式リンクを掲載していますので、ご自身で確認をよろしくお願いいたします。
iPhoneのデータ移行方法
iPhoneのデータ移行方法は多岐に渡りますが、最も簡単で王道となっている方法は「クイックスタート」と呼ばれるiPhone専用の手順です。
WiFi環境が無ければ出来ないデータ移行方法となりますが、非常に手順は簡単で比較的ほとんどの方が戸惑うことなく作業を終了できます。
基本的にはクイックスタートを行う前提で考えておけば問題ありませんが、異なるデータ移行手順も合わせて解説しておきます。
□iPhoneのデータ移行方法
- クイックスタート(アプリ配置まで移行可能)
- iCloudバックアップ
- パソコンからiTunes復元
- メモリースティック
1.クイックスタート
クイックスタートはiOS12.4以降のiPhoneであれば使用可能なデータ移行方法です。
1番簡単かつ、しっかりデータ移行ができるサービスのため優先度の高いオススメできるデータ移行方法と言えるでしょう。
アプリの配置もそのまま新しいiPhoneへと移行してくれますのでめちゃくちゃ楽チンです。
2.iCloudバックアップ
iCloudバックアップは今となってはメジャーなデータ移行方法なのでほとんどの方が聞いた事があると思います。
注意点としてiCloudは無料版だと5GBまでしか使えませんので、バックアップを取る際は容量を必ず確認しておくようにしましょう。
電話帳やメモ帳、メールだけ引き継げれば良いと考えている場合はオススメの手順となります。
全てのデータをiCloudで復元したいのであれば、有料版にグレードアップして50GB・200GB・1TBと本体の容量に合わせて課金する必要があるので覚えておきましょう。
3.パソコンからiTunes復元
パソコンを持っている場合は、iTunesを活用してデータ移行するのも昔ながらの方法です。
日頃からiPhoneをパソコンに接続し同期しているなら、バックアップが自動で完了している可能性が高いため、iCloudに課金したくない場合は選ぶべき手法かもしれません。
また、データの保存先をクラウド上ではなく、物理的に残しておきたいならiTunes復元と次項で解説する「メモリースティック」の手順はオススメになるでしょう。
4.メモリースティック
iPhoneのデータを物理的なハードディスクに残しつつ、データ移行も可能にしたいなら「lightning端子のメモリースティック」を活用する方法があります。
Apple純正のメモリースティックは販売されていないため、市販の製品から選ぶことになりますが、MFi認証という「Apple製品で問題なく使えるとの公式認定」を受けた商品を選べば問題ありません。
上記に掲載しているメモリースティックのリンクは、評価の高いオススメ製品となりますので参考にするといいでしょう。
□純正SDカードリーダーも有り
iPhoneにSDカードを挿し込むのは不可能てすが、純正のSDカードリーダーを使用することで、SDカードを通したデータ移行が可能になります。
写真やビデオを取り込みたい時に便利な方法となるでしょう。
Androidスマホのデータ移行方法
Androidスマホは様々なメーカーが取り扱いをしているスマートフォンになりますので、メーカーによって専用のデータ移行方法が準備されています。
もちろんメーカー関係なく共通して使用できるデータ移行方法も多数ありますので、下記にて詳しく解説を行います。
是非とも参考にしてください。
□Androidスマホのデータ移行方法
- Googleアカウント連携(電話帳)
- SDカード(電話帳、写真、動画)
- パソコンから復元(電話帳、写真、動画)
- 様々なアプリを使用しての方法
1.Googleアカウント連携(電話帳)
Androidスマホは「Googleアカウント=Gmail」で端末の管理を行っているため、9割以上のAndroidユーザーが自然とGoogleアカウントを所持しています。
Googleアカウントには、スマホ設定で指定した情報を随時クラウドにバックアップしてくれる機能が搭載されているため、新しいAndroidスマホでも同じGoogleアカウントでログインすれば情報を復元できる機能があります。
この機能は電話帳の移行に適していますので参考にするといいでしょう。
2.SDカード(電話帳、写真、動画)
AndroidスマホはiPhoneと異なりほとんどのモデルにSDカードを挿入する事が可能。
SDカードにデータを移行もしくはコピーしてしまえば、新しい端末に挿し込むだけでデータ移行が完了してしまいます。
スマホが破損してもSDカードにもデータが記録されていますので、保険としての役割も果たす便利なアイテムと言えるでしょう。
AndroidスマホでもSDカードに対応していないモデルもありますのでご注意ください。
3.パソコンから復元(電話帳、写真、動画)
パソコンを持っているなら、スマホをパソコンに有線接続してデータ移行する方法もあります。
日頃からパソコンにデータバックアップをしている場合ならオススメの手法となりますが、パソコンにバックアップを一度もしたことが無い人からすれば少し難しいと感じる方法かもしれません。
スマホのデータフォルダはパソコン側で表示すると複数あるように表示され、複雑に入り組んでいますので、どこに何のデータがあるのか慣れるまで大変です。
優先度の低い方法として覚えておくといいでしょう。
4.様々なアプリを使用しての方法
スマホは様々なアプリを活用することで、移したいデータをスムーズに移行できるようになります。
オススメのアプリをいくつか紹介しますので参考にしてください。
Zeetle(電話帳・写真※5枚づつ)
Googleフォト(写真・動画)
Dropbox(写真・動画)
auバックアップアプリ(電話帳、写真)
スマートパス会員限定
メーカーで異なるデータ移行方法
AndroidスマホはiPhoneと異なり、様々なメーカーから販売が行われています。
メーカーによっては、データ移行専用のアプリを提供していますのでアナタが購入したモデルによっては是非とも活用してみるのをオススメします。
SONY(Xperia Transfer)
SAMSUNG(Smart Switch)
まとめ
今回は機種変更をした後のデータ移行についてどんな方法があるのかまとめました。
データ移行の手順というよりは、どういったデータ移行方法があり、どのような項目を移す事が出来るのかという内容がメインになってしまいましたので
実際にデータ移行する場合は、項目ごとに記載しているURLを活用してもらい、手順を確認しながらデータ移行を行うようにしてみてください。以上
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