文章を書くのは嫌いじゃない、なるべく人と喋らない仕事をしたい、誰かの為になる情報を自分の文字にして発信したい。
このような考えの人にWebライターは向いています。
しかし、実際に始めてみたいけど何をどうすればいいのか分からずに踏みとどまっている方は多いことでしょう。
この記事では、Webライターの始め方を主に、具体的に稼ぐ方法やメリット・デメリットを解説しています。
是非とも参考にしてみてください。
Webライターとは
Webライターとは、インターネット上に掲載される文章の作成を行う専門家を指します。
具体的には、ニュースなどの最新情報を発信したり、商品やサービスのマーケティング、ブログ記事やSNS投稿など状況によって様々な文章作成が求められます。
働き方としては、企業に雇われWebライター活動をすると言うよりも、個人事業主(フリーランス)として活動している方の方が多いかもしれません。
読む人の関心を引きつける文章力や、検索エンジン(SEO)の知識が必要になることもありますが、働く場所や時間に縛られにくい仕事になるため近年人気が急上昇しているビジネスとなります。
Webライターのはじめ方
Webライターのはじめ方は非常に簡単です。
誰でも直ぐにWebライターとしてスタートする事は出来ますので気軽に取り組んでみると良いでしょう。
しかし、実際にクライアントと契約してビジネスを行ったり、企業にWebライターとして就職するにはレベルの高いスキルと実績が必要になりますのでご注意ください。
□Webライターのはじめ方
- 文章を書く基礎を身につけよう
- 実績を作りポートフォリオ化しよう
- 実際に仕事を探してみよう
- クライアントと契約してスタート
文章を書く基礎を身につけよう
Webライターは文章を書かなければビジネスが成り立ちません。
正しい文法・構成の仕方・言葉の選び方など、文章の基礎となる知識は必ず身につけて置く必要があるでしょう。
この他にも、Googleでの検索上位を獲得するためのSEO対策や、読者が読みやすい文章のリズム、分かりやすく伝える倫理的思考などが必要。
出来ることならWebライターを始める前に、本を読んで学習したりオンライン講座などで学んでおきたいところですが、知識ゼロで実際に文章を書きながら基礎を身につける人も多くいらっしゃいます。
あれこれ考える前に、実際に文章を書いてみることがWebライターになる近道と言えるでしょう。
実績を作りポートフォリオ化しよう
ポートフォリオとは、アナタ自身がどのような経歴やスキルを持っているのか分かりやすくまとめた情報(名刺のような)のこと。
ポートフォリオを作成するには実績が必要になりますので、先ずは実際に文章を書いて投稿するという作業を行ってみましょう。
「実績の作り方なんて分からないよ!」
このように感じる方がほとんどかと思いますので具体的な事例を記載しておきます。
①SNSに文章を書いて投稿する
日常的にSNSを活用しているかもしれませんが、Webライター用にアカウントを作成して頂き興味のある話題や、為になる情報を文章にまとめて毎日複数回投稿するようにしてみましょう。
SNSは短い文章で効率的に情報を伝える必要がありますので、無駄のない情報の伝え方が出来るようになります。
②ブログを作って記事投稿する
無料で作成できるブログサービス「アメブロ」「はてなブログ」などを利用して、日々の日常を書き記したり、誰かの役に立つ情報を発信してみましょう。
ブログの記事作成は起承転結の流れや、結論から伝えるPREP法などが身につくメリットがあります。
③クラウドワークスでタスク業務をこなす
フリーランスが集まるクラウドワークスでは、報酬を貰いながらWebライターの実績を積むことができます。
ライティング案件は数多くありますが、基本的には発注者と契約を結ぶ必要があります。
しかし「タスク業務」という案件なら、契約を結ぶ必要なく誰でも着手可能なのでWebライターとして実績を積むならタスク案件をこなすようにしてみましょう。
クラウドワークスでの稼ぎ方は別記事に詳しくまとめています。
実際に仕事を探してみよう
Webライターとしてのポートフォリオが作成できたら実際に仕事を探してみましょう。
仕事を見つける方法としては
- フリーランスプラットフォームに登録する
- 転職サイトで募集求人を見つける
- SNSを使って募集している人を探す
- 企業へと直接アプローチを行う
上記のような内容があげられます。
Webライター初心者であれば、フリーランスプラットフォームにて発注者と契約する方法がおすすめ。
前項の実績作りで活用した、クラウドワークスで仕事探しを行ってみるのも有りでしょう。
クライアントと契約してスタート
気になるジャンルの案件や、条件の良い募集求人を見つけたら実際に応募してクライアントと契約しましょう。
発注者(クライアント)は、アナタの得意なジャンル・過去の実績・業務のスピード・稼働可能時間などに注目して、契約を結ぶか判断を行っています。
ポートフォリオがしっかりと作成されていれば、契約できる可能性もグッと上がりますので、少しでも内容は充実させておくように意識してください。
契約が完了したら、実際に業務へと着手して期日内に納品を目指します。
納品物のクオリティや、ライティングのスキルによっては継続して案件を依頼されるようになったり、報酬アップも期待できますのでモチベーション高く取り組めることでしょう。
Webライターとして稼ぐ方法
Webライターとして稼ぐ方法は多岐にわたります。
ご自身のライティングスキルや生活スタイルに合わせて稼ぐ方法を見つけてみましょう。
□Webライターとして稼ぐ方法
- フリーランスプラットフォームで受注する
- 自分自身でブログ運営をする
- 他人のブログに寄稿する
- Webライター求人に応募する
フリーランスプラットフォームで受注する
フリーランスプラットフォームには、今回紹介したクラウドワークス以外にも「Upwork」「Freelancer」「Fiverr」「Indeed Flex」など様々なプラットフォームが存在します。
各所で異なる案件が募集されていますので、アナタがWebライターとして受注できそうな案件を探してみるといいでしょう。
自分自身でブログ運営をする
多くの人達はブログ運営のことを「日常で起きた出来事を書く日記」と認識しています。
間違いではありませんが、ブログ運営は「誰かのためになる情報を伝える場」と考えてもいいかもしれません。
アナタの知識や経験を書き記したり、体験談やレビューをすることで価値のあるコンテンツとなる訳ですね。
しかし、ブログ運営は更新するだけで稼げるような仕組みではありませんので「GoogleAdSense」による広告収入や、「アフェリエイトリンク」による報酬で稼ぐ必要があります。
Googleで検索上位を取るための「SEO対策知識」も身につける必要があるので、稼ぐには難易度の高い方法となるかもしれません。
他人のブログに寄稿する
自分自身のブログだけに記事を書くのではなく、人のブログにアナタが書いた記事を投稿して稼ぐ方法もあります。
自分の文章を人のブログに投稿することを「寄稿」とも言いますが、得意なジャンル・関心の深い分野で便利な稼ぎ方となるでしょう。
一定のライティングスキルが必要になりますが、アナタの専門知識を活かして報酬を得れるだけでなく、寄稿するブログ側でアナタの知名度を広げるチャンスや、被リンク(自分のブログリンク)を掲載してSEOで有利になれるメリットもあげられます。
Webライター求人に応募する
フリーランスプラットフォーム以外にも様々なメディアでWebライターの求人は募集されています。
例えば
大手転職サイトの「リクルート」「マイナビ転職」「DODA」などメジャーな求人サイトでも募集されていますし、最近ではSNS(Twitter・Instagram・Facebookなど)を通しての募集も行われています。
求人サイトは転職するハードルが高いイメージがありますが、雇用形態や収入面には安心できるメリットがあるでしょう。
SNSで求人を探すなら個人間でのやり取りになる可能性があるため、受注するハードルはかなり低くなりますが詐欺やトラブルに発展するリスクも考えられますので細心の注意を払うようにしてください。
Webライターのメリット・デメリット
Webライターの名前は文章を書ければ誰でも名乗れます。
アナタが初心者ライターでも、プロのライターでも案件を発注するクライアントからすれば知ったことではありません。
Webライターを名乗るからには一定のスキルは求められますので、このことを踏まえた上でメリット・デメリットに目を通すようにしてください。
Webライターのメリット
先ずはWebライターのメリットを確認してみましょう。
□Webライターのメリット
- 好きな環境かつ自分のペースで働ける
- ジャンル選定の自由度が高い
- スキルに応じた報酬を得られやすい
- サイドビジネスとして活動しやすい
好きな環境かつ自分のペースで働ける
Webライターはパソコンやスマホがあれば、自宅やカフェ、オフィス、図書館、公園など好きな環境で働くことができます。
また、働く時間帯も朝・昼・夜と好きな時間を選べるだけでなく、10分ごとに書いたら休憩を取ったり、午前中に2時間、夜に3時間と言ったように自由度が非常に高い魅力があるでしょう。
会社員なら、決められた時間に決められた場所で就業する必要がありますがWebライターは納期を守れば自由に働ける職種となります。
ジャンル選定の自由度が高い
稼ぎたい金額にもよりますが、Webライターは数ある案件の中から自分で応募する求人を選んだり、契約するクライアントを選ぶことが出来ます。
得意とするジャンルや、今までに経験したことのある案件を選定して応募できますので自由度は高いでしょう。
好きな事や興味のある事に特化してライティングできるのは大きなメリットになります。
スキルに応じた報酬を得られやすい
Webライターの仕事は、1記事につき3,000円という文字数に関係なく固定された報酬が支払われる案件と、1文字1円と言うように納品した文字数によって報酬が変動する案件があります。
一般的に6000文字~1万文字の記事で報酬は3,000ほど。
1文字○円という文字単価に関しては、初心者がライティングする場合だと1文字0.1円~0.3円ほどになるでしょう。
経験を積むことにより、ライティングスキルが向上すればクライアントに文字単価を交渉しやすくなったり、クライアント側が継続して雇いたいと感じた場合は報酬アップを提案してくれます。
プロのWebライターは文字単価3円~が当たり前となり、1文字で5円~20円も稼ぐライターさんもいるので夢がある仕事といえるでしょう。
サイドビジネスとして活動しやすい
Webライターの仕事は好きな時間に取り組めるため、本業のスキマ時間や仕事終わりに最適です。
副業を探していた方や、空き時間に何かしたいと感じていたのならメリットの大きいビジネスになるでしょう。
ライティングに慣れてくれば1時間で2000文字~3000文字ほど記事は書けますので、文字単価1円で契約できれば、仕事終わりに2時間を10日間こなすだけで4万円~6万円も稼げる計算となります。
Webライターのデメリット
Webライターのデメリットには以下があげられます。
□Webライターのデメリット
- 安定した収入を得るのは難しい
- 高品質なクオリティが求められる
- スケジュール管理が難しい
安定した収入を得るのは難しい
会社員として仕事をしている方は、決められた業務を決められた時間こなすことで給料が発生します。
キツイ仕事も、ツライ仕事もたくさんあると思いますが、考え方を変えれば脳死状態でも出勤さえしていればお金を貰えるのが会社員の大きなメリットでしょう。
Webライターは基本的に完全歩合制となり、常に文章をライティングする必要がありますので好きな時に働ける反面、脳死状態では稼ぐことができません。
例えば1記事あたり2000円の報酬が受けれる場合、月間で10万円稼ぎたいのであれば1ヶ月で必ず50記事を納品する必要があります。
毎回異なるタイトルの記事を考えてライティングする行為は言うほど簡単ではなく、Webライターとして安定した収入を稼ぎたいなら覚悟を決める必要があるでしょう。
高品質なクオリティが求められる
今や調べたい情報はネット検索をすれば簡単に答えを見つけることができますよね。
ネット文章の多くはWebライターが作成した記事となり、今やWebライターは日本に1000万人以上もいると言われています。
継続的にWebライターを続けている人や、本業としてWebライターの活動している人は実際のところ少ないんですが、素人さんでも一定のジャンルで作成した記事が素晴らしければ長期的に残る文章となり得ます。
Webライターは人口が多いだけでなく過去の産物も比較対象になるため、業界で稼いでいくためには常に高品質なクオリティを求められることでしょう。
スケジュール管理が難しい
Webライターは複数の案件を同時に受ける機会も多いため計画的にスケジュールを組む必要があります。
プロジェクトごとに納期は異なりますし、1つの案件に要する時間も異なるためスケジュール管理に慣れていない場合は難しく感じるかもしれません。
また、ライティングの仕事は頭を使いますので文章のアイデアが思い浮かばなかったり、モチベーションに左右されやすい一面もあります。
稼ぎたい一心で案件を受けすぎると、何かの拍子で行き詰まった時に全てを投げ出してしまう人もいるため、適度なスケジュール管理のもと、ライターとして活動することが求められるでしょう。
まとめ
Webライターとして少しでも稼いでみたい!このように考えるのであれば、先ずはSNSでも良いので文章を書いてとにかく投稿を続けてみましょう。
文章を書くのに慣れてきたら「クラウドワークス」に登録してタスク業務をガンガン行うのがおすすめ。
誰でも簡単に案件を納品することができますし、ライティングの勉強や実績を積みながら報酬を受け取ることもできます。
タスク業務をこなして行くとライターとして実力が身につきますし、実績のあるポートフォリオを作成可能になりますので、実際にクライアントと契約をして高単価な案件を受注出来るようになるでしょう。
まだWebライターとして稼ぐこと自体に迷っているのであれば「Webライターのメリット・デメリット」に再度目を通していただき、今後の取り組みに活かしてみてください。以上
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