今まで頑張ってきた仕事に対して嫌気がさしてきたり、何かをキッカケに喪失感を感じてしまうことで「仕事を辞めたい・疲れた」とモチベーションが保てなくなる事例は珍しくありせん。
一時の感情であれば、時間が経過することによりアナタの悩みは自然と解消され、モチベーション高く仕事に復帰出来ることでしょう。
仕事を辞めたい疲れたとの感情が、1週間・1ヶ月・3ヶ月といつまで経っても改善されない場合は、深刻な問題と言えますので何かしらのアクションを起こすべき状態です。
今回の記事では、「辞めたい・疲れたと感じた時の解決策」と「30代が仕事を辞めるリスク」について詳しくまとめました。
今後の参考になるはずなので是非とも参考にしてください。
30代が仕事を辞めたい・疲れたと感じる主な理由
なぜだか朝起きると気分が重たい。
仕事に対してモチベーションが上がらず疲れやすくなった。
今まではこんな事なかったのに、気づけば上記のような感情で日常生活を過ごしており「疲れた」「辞めたい」「暇すぎる」「だるい」こんなセリフを頻繁に発していませんか?
これは明らかに、今の仕事に対して不満を感じている状態となり、「辞めたい」「もう疲れた」と心が折れてしまう前兆とも言えます。
以下に様々な原因を記載していますので、アナタが何に対して不満を感じているのか原因を明確にしておきましょう。
□30代が仕事を辞めたい・疲れたと感じる主な理由
- 人間関係の変化による悩み
- 将来に対する不安や絶望感
- 体力の低下による疲労感
- やりたいことが他にできた
人間関係の変化による悩み
人間関係や職場環境におけるアナタのポジションが今までは落ち着いていたにも関わらず、人事異動などの影響によって「ストレスになる存在」が現れたり、アナタ自身が部署異動することになってしまい悩みを抱えるようになった。
このように30代が人間関係で悩むタイミングは、何かしらのイベント発生によって、今まで安定していた環境が一変してしまう事例が多く挙げられます。
過度なプレッシャーを掛けてくる上司と関わりを持つようになったり、嫌がらせばかりしてくる同僚・部下が増えると「辞めたい・疲れた」と感じるのも仕方ありません。
将来に対する不安や絶望感
30代になると、ふとしたタイミングで「自分はこのままでいいのかな?」「何のために働いてるんだろう?」と将来の事を考える機会が増えるようになります。
人生経験が豊富になった30代は「今のまま働き続けた場合の最終的な現実」が見えるようになっていますので、将来性のない現実を目の当たりにすることで不安や絶望感を感じてしまうのも珍しくはありません。
さらに、家族を養わなければいけない場合や、持病持ちの人など30代は背負ってるものが増える傾向にありますので、精神的に追い込まれやすいリスクがあります。
体力の低下による疲労感
人間は年齢を重ねるごとに体力が衰えてしまうため今までは、そつなくこなせていた業務でも疲労の蓄積や、集中力の低下が原因となり「作業効率の悪化」「ミスの増加」に繋がる可能性があります。
今まで積み上げてきたキャリアが、体力の衰えによって崩れていく現実を目の当たりにしたり、体調不良・怪我の増加によって働ける時間が少なくなるとモチベーションは下がる一方でしょう。
このまま続けていては身体が持たない。
体力だけでなく精神的にも病んでしまいそう。
心の中で、日に日に不安が増幅していき仕事を辞めたいと感じるようになってしまいます。
やりたいことが他にできた
余裕がない時や、夢中になっている時は誰しもが目先のことに集中するため「どうすれば仕事の技術が上達するのか」「業績をアップさせるためにはどうすればいいのか」このような感情で頭の中がいっぱいになります。
アナタが20代の頃は必死になって働いていたかもしれませんが、30代になり余裕が出てくると「あれやりたいな〜」「これもやりたい!」と今の仕事に対する気持ちが冷めてくることも珍しくありません。
やりたい事への気持ちが強くなるほど、その感情に比例して今の仕事を辞めたいと感じるようになります。
30代が仕事を辞めたいと感じた時の解決策
実際に仕事を辞めたいと感じてしまっているなら、先ずはなぜ辞めたいと感じているのか理由を明確にする必要があります。
根本的な原因が何なのかを把握できれば、これからどうするべきなのか具体的な対策を実施できるでしょう。
以下に辞めたいと感じた時の解決策をまとめていますので、アナタの辞めたい理由に合わせて確認するようにしてみてください。
□30代が仕事を辞めたいと感じた時の解決策
- 辞めたいと感じた理由を明確にする
- 本当に辞めた時にどうなるかを考える
- 人間関係が原因なら人事に相談する
- やりがいを感じない時はチャレンジ
- 転職エージェントに登録しておく
辞めたいと感じた理由を明確にする
「仕事を辞めたい」と感じている時は必ず理由があります。
自分自身で理由を理解出来ているなら、その問題を解決する為にはどうすればいいのか、実際に自分の力で解決可能な問題なのかを考えれることでしょう。
何となくで「辞めたい」と感じているなら、具体的になぜ辞めたいと考えているのか、アナタの仕事中を振り返り理由を明確にしてください。
理由が明確になることで、どのようにすればいいのか解決策や改善案を考えることが出来るようになります。
本当に辞めた時にどうなるかを考える
今の仕事に対して「辞めたい」「疲れた」と感じていたとしても、本当に辞めてしまった時アナタはどうなってしまうのかを真剣に考える必要があるでしょう。
20代であれば、何も考えず退職してしまっても転職活動をすれば雇ってくれる企業はいくらでもあります。
しかし30代になれば大きく状況が異なり、転職活動をしても企業は30代の求職者に対して豊富な「スキル」や「経験」を求めていますので、簡単に採用して貰えるほど甘い世界ではありません。
また今の給料よりも大幅に金額が下がる可能性もありますし、損な役割になることも有り得るでしょう。
このように辞めることによる様々なリスクと、今の仕事を続ける選択肢を天秤に掛けることで、アナタがこれからどうするべきなのかを再度見直せるキッカケになります。
人間関係が原因なら人事に相談する
今まで人間関係で悩んだことがなかった場合でも、人事異動による新しい上司との関わりや、アナタ自身が部署異動・転勤をすることによってゼロから人間関係を構築する必要がある状況も珍しくありません。
とくに30代になると役職が付いたり、現場の社員をまとめる「管理職」に就任する可能性が高いため、職場環境が大きく変わるのは普通のことでしょう。
今までは楽しく働けていたのに、人間関係が理由で「辞めたい・疲れた」と感じているのであれば、職場の上司や人事へと相談するようにしてください。
相談するだけで、人間関係の悩みが解決できるように会社が調整をしてくれたり、管理職が向いていないと悩んでいるなら現場に戻してくれるかもしれません。
相談した上で、会社が対応してくれない、人間関係がさらにややこしくなるようなら退職・転職を検討するようにしてみましょう。
やりがいを感じない時はチャレンジ
同じことを毎日のように繰り返す代わり映えのない日常は、働き手として深く考えなくても仕事がこなせるため、普通ならストレスを感じにくいメリットがあります。
しかし上記のような働き方は、30代になり将来へと不安を感じている人や、知識やスキルを身につけて成長したいと考えている人にとっては地獄のような環境になることも。
仕事に対して「やりがい」を感じなくなってきた時は、今の業務で学ぶことがなくなり余裕が出できた証拠です。
辞めたい・面白くないとぼやくのではなく
今の職場で新しいビジネスにチャレンジ出来ないか、自分で考えたプロジェクトを提案したりして自ら刺激のある道を進んでみてください。
転職エージェントに登録しておく
今の仕事に対して不満を持っていたり、これこらの将来性に不安を感じているなら、今の会社を「辞める・辞めない」関係なく転職エージェントに登録しておくことがオススメです。
30代からの転職は知識やスキルを求められるため、好条件の企業へと転職を成功させるのは簡単なことではありません。
しかし、事前に転職エージェントへと登録をしておけば頻繁に企業の募集求人を確認する事が可能になり、今の職場で働きながら余裕を持って希望する求人が現れないかのんびりと待てようになります。
また転職エージェントは企業の内部事情も知っていたりするので、どのような職場なのか職場の雰囲気を確認できたり、企業が急を要している採用されやすい求人なども知っているかもしれません。
転職エージェントは登録しておくだけで心の安心材料となりますし、30代の場合なら辞めてから登録しても転職を成功させるには遅すぎます。
30代で仕事を辞めるリスクやデメリット
30代になってから仕事を辞めたいと感じるようになるのは深刻な問題と言えます。
20代であれば、「若さ」という将来性あるポテンシャルから転職活動では積極的に採用してもらえますが、30代ともなればそういう訳にもいきません。
実際に30代が仕事を辞めてしまうと、どのようなデメリットがあるのか詳しくまとめました。
□30代で仕事を辞めるリスクやデメリット
- 収入が無くなり給料も下がりやすい
- 再就職しにくい年齢になっている
- 家族との関係値が悪化する可能性
- 転職後は肩身の狭い立ち位置になるかも
収入が無くなり給料も下がりやすい
仕事を辞めれば当たり前ですが給料が貰えなくなりますので収入源が無くなってしまいます。
貯金があったとしても、30代の平均貯金額は327万円と言われていますので働かずに生活できる期間はせいぜい半年~1年程度になるでしょう。
出来ることなら貯金を減らしたくないと誰しもが考えると思いますし、現実問題として全く貯金がない人もいらっしゃるはず。
30代からの転職は給料アップが見込める事例は少なく、現職よりも給料が下がってしまう傾向にあることは必ず理解しておくべき内容となります。
再就職しにくい年齢になっている
20代の転職はスキルや経験が無くても「若さ=将来性」を見越して企業は積極的に採用してくれるため、再就職の難易度はそこまで高くありません。
20代に転職経験がある人ほど、仕事を辞めても直ぐ雇ってもらえると考えている人は多いのですが、30代になってからの転職は難易度が格段に高くなりますので肝に銘じておく必要があります。
30代になってからは、社員を管理する「管理職」として企業に求められる傾向があるため、豊富な人生経験・知識やスキルをアピール出来なければ相手にすらしてもらえないでしょう。
希望する給料を下げたり、業界を選ばなければ再就職は直ぐにでも出来ると思いますが、果たしてその転職はアナタが望む未来と言えるのか疑問が残るところです。
家族との関係値が悪化する可能性
30代にもなれば結婚してパートナーがいたり、お子様がいらっしゃったりと生計を共にする家族がいる人も多いことでしょう。
仕事を辞めれば家族を養う収入が無くなってしまうため、退職する行為はアナタ自身の問題だけでは済まなくなります。
家族の在り方は人それぞれなので深くは記載しませんが、何度も記載しているように30代の転職を成功させるのは簡単ではありません。
精神的・体力的に疲弊してしまい辛いこともあると思いますが、しっかり家族と相談しながら今後どうしていくのかを考えていく必要があるでしょう。
転職後は肩身の狭い立ち位置になるかも
30代にもなれば中堅社員として、部下に指示出しをしながら働いたり、上司の意見と部下の意見を互いに聞きながら現場をまとめる中枢的ポジションをになっていることもあるでしょう。
少なからずとも誰かに必要とされ、場合によっては部下に慕われ、上司から気に入られ、このような環境にいることは間違いありません。
30代からの転職で「未経験業界」へと入社したり、完全に新入社員のような扱いで採用される場合は、アナタよりも年下の社員から指導をされる環境が当たり前となります。
社会人になりたての新卒1年目よりも、後輩の立場になりますので今まで感じたことの無いような感情を味わう可能性があることは覚悟しておきましょう。
30代からの転職で抑えておくべきポイント
20代とは大きく異なり、30代からの転職活動は簡単なものではありません。
理由もなく「何となく」という気持ちで行動していると、いつまで経っても転職が成功することは難しいでしょう。
また30代であれば、今の会社で「中堅社員」というポジションで働いていたり、何かしらの役職が付いているかと思います。
今まで積み上げてきたキャリアを活かして転職するのか、活かさず転職するのかで転職後の給料・ポジションは大きく変化してしまいます。
30代からの転職を失敗してしまわない為に抑えておくべきポイントをまとめましたので参考にしてください。
□30代からの転職で抑えておくべきポイント
- 経験を活かして即戦力をアピール
- 未経験の業界は出来るだけ選ばない
- ポジティブな転職だと思い込む
- 仕事探しを自分だけで行わない
経験を活かして即戦力をアピール
転職活動における30代の強みは「今まで学んできた業務知識」や「社会人として身につけたスキル」「多くの人材や職場を見てきた豊富な経験」と言えます。
企業としても30代の求職者には「即戦力」となってくれることを期待しているため、すでに知識やスキルが身についている人材は直ぐにでも確保したい存在となるでしょう。
企業面接では
「やる気は誰よりもあります!」
「持ち前はいつでもポジティブなことです!」
このように熱量を前面に出すのではなく、前職で担当していた業務内容、実際にアナタが結果として残してきた業績、企業がアナタを採用することのメリットを前面に押し出しアピールをしていきましょう。
将来性を見越したポテンシャル採用をしてくれるのは20代までだと認識しながら転職活動には臨むようにしてください。
未経験の業界は出来るだけ選ばない
30代が転職を成功させるコツは「即戦力」として活躍出来る企業を選ぶこと。
そのためには経験したことない未経験の業界を避けて、今までの業務知識を活かせる業種で転職活動を行う手段が効果的と言えます。
未経験の業界を選んで転職活動が成功したとしても、入社後にツライ思いをする事が多くなったり、前職と比較してしまい自分には向いていないと結局は退職を検討する人も多数いらっしゃいます。
今の業界に嫌気が差して転職に臨む場合は、異なる業界に転職しても苦労する可能性が高く、それなりの努力が必要になることを覚悟しておきましょう。
ポジティブな転職だと思い込む
今の会社に疲れてしまい「辞めたい」と感じたことが転職活動のキッカケだったとしても、決して逃げの転職だと考えないようにしてください。
退職することが例えどんな理由だったとしても、キャリアアップのため、自分の人生をより良くするためのポジティブな転職なんだと自分自身に言い聞かせる事が転職を成功させる秘訣にもなります。
ネガティブな感情の人間が、企業面接を受けても心の底から前向きな姿勢・自信のある振る舞いをすることができず、面接官から見てもアナタが魅力的に映ることは無いでしょう。
自分に自信を持って転職には臨むようにしてください。
仕事探しを自分だけで行わない
30代からの仕事探しは、アナタ1人だけで行わないようにしてください。
インターネットに掲載されている募集求人だけでは、希望する条件のものを見つけるのは難しいですし、企業側にもアナタの強みをアピールしにくいデメリットがあります。
基本的には「転職エージェント」への登録をするようにしていただき、少しでも多くの募集求人に目をとおせる状況を整えておきましょう。
転職エージェントを活用する方法以外にも、30代であれば知人に転職の相談をすることで、知人が働いている会社を紹介してもらえたり、関係者を辿って待遇のいい会社を教えて貰える可能性も考えられます。
何にせよ1人で抱え込み仕事探しをするよりも、転職エージェントを活用したり、誰かに頼る方が成功する確率が高くなることに間違いはありませんので是非とも参考にしてみてください。
まとめ
30代になって仕事に慣れてくると少しづつ「仕事に行きたくない」「なんだか疲れた」と感じてくるのは良くあること。
また、仕事に慣れてしまったからこそ突然の環境変化に対応しきれなくなっていたり、人間関係で悩むことになり退職を検討するようにもなってしまいます。
30代となった今「仕事に疲れたから辞めたい」と軽い気持ちで行動に移すのはリスクが大きすぎます。
先ずは、なぜ辞めたいと感じてしまっているのか、疲れてしまった理由は何なのかを「30代が仕事を辞めたい・疲れたと感じる主な理由」を参考に明確化するようにしてください。
悩んでいる理由が明確に分かれば、何かしら対策を講じることが出来ます。解決策を実施したにも関わらず心境が変化しないのであれば、そこからやっと退職・転職を考えるようにしましょう。
30代からの転職は、20代のように簡単ではなく非常にハードルの高い行為となります。
転職に成功したとしても、今までより雇用内容の条件が悪化したり、居場所がなく肩身が狭い思いをするかもしれません。
30代にもなれば仕事で疲れるのは分かりますし、辞めたいと感じるのも良くあることです。だからと言って簡単に会社を辞めてしまうのはアナタの首をさらに締める結果になるでしょう。
本当に辞めるべきなのか、対策を講じて今の職場を続けるべきかしっかりと考えて今後の答えを出すようにしてください。以上
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